ギャンブル小説外伝「疲れた・・」 |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

疲れた

本当に疲れた。

今日は嫁がいないんで、

イェーイ

と、道頓堀にある場外馬券売り場に直行。

軍資金は家にへそ繰ってた金と合わせて二万円。

私の計画。

要するに倍になったらやめて帰る。

というか、北斗の拳をしにいく。
そして二万円がなくなるか、勝ったら、
マッサージにいく。
局部のじゃなしに普通のやつね。

競馬は函館、福島、阪神。
全てやると36レースもある。

一回に二千円から三千円使うので七、八レースすることになる。

一日三場開催の日は、レースが十分間隔で行われるので、新聞を読みながらすると、物凄く忙しい。

私はいつもねごとく馬単をフォーメーションで頭三頭、二位を六頭の1500円と穴の複勝500円を買う。

第一レースは全部、一着二着が逆さまになり、頭に血が上ってしまった。

(なんでいつもこうなんだろう・・)

みごとに逆さま。

もうだめかと思うと当たります。

それが、ずーっと繰り返されて、とうとう最終レースまで買ってしまいました。

最終レースも一着と三着が逆さま。

じゃあ逆さまばかり買えばいい。

買うときに何が逆さま?そんなこと解らない。

二万円負けて、全部のレースをしたから、日曜なのに、クタクタに疲れました。

新聞と時間で神経を使い、レースを見ると結構必至に見てしまうから、神経使います。

帰りのチャリンコは、疲れが膝に来て、坂道を登れないくらいでした。

貯金は確実になくなりました。

必ずこうなる!

私は、この流れになることが、絶対に信じられない。

死ぬまでに、必ずこのパターンを打破してやる。

あー、読んでるひとは、下らなくも呆れてるだろうなぁ。

恋愛もしたし、
結婚も二回したし、
ゴルフも飽きたし、
セックスもしなけりゃしないでいいし、
若い愛人作るのなんか面倒くさいし。
そんな甲斐性ないし、
給料全部嫁に渡してるし、
仕事もバイトも真面目にしてるし、
うちの社長は、エリートリーマン気取りで、挫折もしらない、やたら語尾に「だ」を着けてふんぞりかえるタイプ。
私の嫌いな人種だけど結構我慢して仕事してますし・・。

いいじゃないか・・。

ヨロピク