本日27日は満月

 

今日は晴天なのでよい満月が見られそうで今から楽しみだ

 

 

北海道に来てから星がきれいに見える

私が住んでいる土地の空気が澄んで、

夜は適度に暗いからきれいなんだと思う

 

都会の利便性はないが

人間が生き物として生きていく上では

大事なものが地方にはたくさん残っている

 

 

さて今日も移住のお話

 

前回ついにAちゃんの住む北海道に

遊びにきて、ここまでたどり着いたあたりから

 

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ここに着いたのは19時を過ぎていた

道の駅でAちゃんと待ち合わせをして

合流し、彼女のお家へ

 

よく考えたら、大学時代もゼミでは

毎日のように顔を合わせていたが

お家にお邪魔したのはあれが初だった

 

木が好きな彼女らしく、木工品が

バランスよく置かれていて

くつろげるお家だった

 

さて、ここに来た目的は2つ

1つ目はAちゃんに会う

2つ目はAちゃんの仕事を見せてもらうこと

 

ちょうど滞在期間中にイベントの手伝いで

仕事に出る用事があるとのこと

これはチャンスとお手伝いさせてもらうことになった

 

どんなイベントかというと

小さな山をガイド付きで歩きながら

山頂にはおいしい山料理が食べられるという

なんとも素敵なイベントだ

 

しかし、お手伝い当日までその内容を

確認していなかった私は訳も分からず

朝から食材の準備のお手伝いで

パン生地をつくり

参加者の点呼のお手伝いをしながら

そのパン生地を参加者に配った

 

なぜ、パン生地を配るのか疑問に

思いながらこの素敵なイベントが

始まったのである

 

 

地元の山に詳しい方を先頭に

家族連れや学生さんたちが参加して

この山の成り立ちや動物たちの生活について

お話を聞きながらゆっくり、ゆっくり山を登っていく

 

 

小さいころから家族で登山をしていたが

お話しながら登ることは少なく、

疲れてくる自分自身と闘いながら

山頂を目指いしていたので

このゆっくり、じっくり山を観察しながら

ハイキングをする体験はとても新鮮だった

 

そして約一時間ほどかけて山頂に着いたら

ようやくパン生地の謎がとけたのである

 

胸ポケットに入れていたパン生地は

体温で程よく発酵し、登る前より

膨らんでいた

 

そしてその生地を笹の芯に巻き付けて

焚火で焼いたら棒パンの出来上がり!

 

発明した人を称えたい!と思うほど

焚火で焼いたこんがりパンは美味しかった

 

そして、地元でとれた新鮮な野菜を使ったポトフ

 

 

 

箸は即席の笹のお箸に

木の器がポトフの味をさらに引き立てている

 

参加者全員で協力して、箸の材料を探したり

焚き付け材を集めたりしながら

知らない人達もいつの間にか和んでいる

 

そして、同じ釜の飯を食べて

もう仲間のような感覚になった

 

おなかいっぱいになったら子供たちは

ロープで木登りなど遊び始める

大人も交じって昔の遊びを教えたりしながら

 

そんな光景を見ていたら

「豊かな場所だなー」と

満たされた気持ちになった

 

私のやりたい暮らしはここにはあるのかも

 

そんなことを思う滞在二日目だった

 

ちなみにここにきて食べた

昔ながらの洋食屋さんは何を食べても

本当においしくて、移住には食文化が

合うことも大切だなと感じたのである