北海道に移住して6年目。

早いもので小学校だったら最終の年。

大人になると入学とか卒業とか、区切りが無いので自分で目標設定をしながら進んでいくことになる。

私もこの丸五年を駆け足で進んで来たので、これまでの事を踏まえながらこれからの事を記録に残していこうと思う。

移住前の事を少し。
生まれ育った土地で祖父が建てた一軒家でずっと暮らしてきた。
だから、大工の祖父が建てた家が寒いし、古いけど大好きだった。

帰りたい家がある。
その感情はとても大切だと感じていて、快適な住まいを提供する職業を選んだ。


住む人が違えば同じ建物でも困り事は変わってくる。家を建てる、改修するというのは単純に困っていることを解決することではなく、そこに住む人、一人一人の未来を一緒に創造していくようで本当にやりがいのある仕事だった。

しかし、管理職になっていくとお客様と会う事よりも人・お金・時間の管理をする業務が増えていく。

これも会社を良くするための大事な仕事なのであるが、現場に行くことが減っていく事に不安も覚えた。

管理職になって4年目後輩もたくましく成長していくなか、今の道を選ぶか全く新しい事に挑戦するか考えるようになる。

結果、私は今までの職場を退職して全く新しい事を始めることを選択した。


今でも建築は大好きで、自分の家を建てることが1つの目標であることに変わりはない。

ではなぜ仕事を辞めて、北海道に移住することになったのか。

それは暑いのが嫌いな事と、偶然が重なって縁もゆかりもない現在の土地に住むことになったのである。

それは次回。