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 小さい頃、講談社の絵本で育った。  【 『ロビンソン漂流記』の想い出 】
 当時の絵本のほとんどをまだ所有しており、成人してから購入した復刻版のセットと合わせて僕の宝物になっている。ただ記憶にはあるものの、どこでどう紛失したか手元にないものもいくつかある。中でもよく思い出される一冊が『こがねまる』。何度も記憶にある絵を反芻してきた。
 先日何かの目的で画像検索していた時に、その『こがねまる』の表紙に出くわした。メルカリに800円で売りに出されていたのだ。購入しようと思ったが、アプリをダウンロードして…とか、僕のガラホではややこしく、家族のLINEで呼びかけて次女に代理購入してもらった。
 届いた『こがねまる』は、それなりに古びてはいるが、どうしてどうして綺麗なものだった。記憶の中だけで残っていた絵との再会。大感激の出来事だ。

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悪いキツネがにわとりを盗もうとするトップシーン。
けものよけのアワビの貝殻はわが家にもあった。

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こがねまるの父つきまると虎大王の決闘。
つきまるは殺され、息子のこがねまるが長じて仇を討つことに。

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人間が登場する数少ないシーン。
ローアングルが印象深く記憶にあった。

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この罠を作ってみたくてしょうがなかった。
子どもには難しかった。

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キツネがかかったところ。
登場動物は擬人化されているが、手足は動物のままなのが良い。

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  ストーリーよりも絵の想い出が強かった。
  本田庄太郎という、『コドモノクニ』の表紙を描いていた画家さんの絵だった。