【がん】重粒子線治療は第五世代の開発中 〜保険加入時に聞いていた先進医療〜 | 笑う宇宙人

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2024年夏、がんの術後補助化学療法が終了しました。
子宮体がんの予防や早期発見のヒントにしてほしい(はじめに〜4章)
自称ヒト女性型宇宙人の自由気ままな闘病→健康増進生活(5章〜)、そして社会復帰(12章〜)。

がん手術後の化学療法中の

ヒト女性型宇宙人たるさんUFO

 

今朝は、10年くらい前に

がん保険に加入した時に聞いた

先進医療のひとつだった、

重粒子線治療を調べて見ましたサーチ

 

手術がむずかしいような

固形がんにも集中して照射できる

画期的な技術ですキラキラ

 

巨大な設備で設置施設が限られていて

日本全国で7か所ほど。

一部保険適用も進みましたが、

まだまだ治療費が高い。

 

現在(2023年9月)は、QST病院(旧放射線医学総合研究所病院、千葉市)や群馬大(前橋市)など国内7施設に設置されています。ただ、年間に治療を受ける患者は4千人で、国内で新たにみつかるがん患者の0・4%にとどまっています。量研機構関西光量子科学研究所(京都府)の榊泰直(ひろなお)上席研究員は「重粒子線がん治療の需要はまだまだある」と指摘し、施設を増やして普及させるためには装置を小型化し、導入費用を下げることが求められていると説明します。

 

小型化して導入費用が下がり

そして治療費も下がり、

いつかみんなが手軽に受けられる虹

そんな未来もあるかもチュー

 

2016年から産学官でプロジェクトチーム結成(以下、最初のサイトより)

治療装置は「イオン入射装置」と「円形加速器」二つの加速器で構成され、2段階に分けて炭素イオンを加速。イオン入射装置ではイオンを発生させて第1段階として光速の9%に加速、次いで円形加速器で光速の73%にまで加速。

 

円形加速器は、超電導磁石を用いて磁場を強めることで小型化を図る計画。

イオン入射装置の原型機は、住友重機械工業、日立造船と共同で開発。「レーザー駆動イオン加速」と呼ばれる現象に着目。原型機では、この現象を活用。00年に海外で報告された現象で、高い出力(1千兆ワット)のレーザー光を細く絞るように集めて薄膜に照射すると、薄膜に含まれる原子がイオン化されて弾丸のように飛び出す。従来の線形加速器では加速距離として13メートル必要だったが、原型機では数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)程度と桁違いに短縮。入射装置全体としてはレーザーを発生する部分、円形加速器に導く部分も含め6m四方のスペースにおさまる。

 

2023年9月17日の記事です。

 

重粒子線治療がん治療装置は

1993年、千葉の

放射線医学総合研究所(放医研)で

第一世代が完成。

65m×120mの巨大な装置.

 

これを40分の1の10m×20mに小型化した

第五世代の装置が

2030年完成を目指して

開発されています。

 

量子科学技術研究開発機構(量研/QST)

 

QSTは、

1957年に科学技術庁にできた放医研などが

2015年の国立研究開発法人化を経て

2016年に統合されてできた

国立研究開発法人。

 

あわせて

放医研の沿革に()かっこ書きで

1954年第五福竜丸事故発生、

とあるのも見逃せません。

人類の正負両方の歴史あっての現在です。

 

 

日本では、2人に1人が発症し、3人に1人が亡くなる“がん”は、国民病と言われています。そんな中、1993年に「重粒子線がん治療装置」を完成させたQSTは、これまで15,000人以上に治療を行い、日本国内7か所、海外16か所の装置の稼働に貢献してきました。治療の効果をさらに高めるために、また、もっと多くの患者様にこの治療を届けるために、QSTは装置の小型化高性能化低価格化に取り組んでいます。

QSTが目指す「がん死ゼロ健康長寿社会」

 更に、最新の知見からより効果の高い治療法の研究開発を進め、標的アイソトープがん治療、免疫療法、イメージングによるがん早期発見などと組み合わせて「がん死ゼロ健康長寿社会」を目指します。」

 

人類とがんとの

闘いの歴史の一つに

患者としても胸熱お願いキラキラ

 

どのがんに適しているか

見てみました。

※参照にあたっては、最新の情報をご確認ください。

 

⭕️適応となる疾患・照射期間の目安(2023/5/31)

保険診療として治療されている疾患

                          

疾患 照射期間の目安
骨・軟部肉腫(手術が困難なもの) 4週間
頭頸部がん(鼻・副鼻腔・唾液腺等) 4週間
頭頸部がん(涙腺がん) 3週間
前立腺がん 3週間
眼腫瘍(悪性黒色腫) 1週間
膵臓がん 3週間
大型の肝臓がん(4cm以上) 2日~3週間
肝内胆管がん 2日~3週間
大腸がん(術後再発)(手術が困難なもの) 4週間
子宮頸がん(腺がん) 5週間

先進医療として治療されている疾患

疾患 照射期間の目安
肺がん(非小細胞型)(局所進行がん) 4週間
肺がん(非小細胞型)(Ⅰ期のがん) 1日~3週間
食道がん(Ⅰ期) 3週間
小型の肝臓がん(4cm未満) 2日~3週間
腎臓がん 3週間
子宮頚がん(扁平上皮癌) 5週間
肺転移 1日~3週間
肝転移 1日~3週間
リンパ節転移 3週間~4週間

臨床試験として治療されている疾患

疾患 照射期間の目安
乳がん 1日~1週間
腎臓がん 1週間

 

 

このサイトでも部位別に調べられるようです。

 

たるさんは今のところ固形がんは一旦手術で取り切ったようなので抗がん剤で「広い範囲にあるかもしれない小さいの」をやっつけているところ。すぐの検討ではありませんが、10年前に入ったがん保険で「先進医療」の自己負担分の給付を受けられる特約の更新があったので、念の為調べました。

 

同じく「かたまりのがん」を狙い撃ちできる陽子線治療については

こちらなどご覧ください。