熱によって“がん”が消滅したと、
医学の父である
ヒポクラテス(古代ギリシア、紀元前460-370年)は
報告しているそうです。
熱が武器になる。
前の投稿、
ハイパーサーミアを調べていたら…
オンコサーミアという治療法も
目に留まりました。
明らかなのは
電磁波の周波数のちがい。
そして、
ハイパーサーミアは
日本では条件により保険診療。
オンコサーミアの方が
後から実施されるようになり、
自由診療。
ウィキペディアによると
・オンコサーミアとは、特殊な変調がされたRF波による深部ハイパーサーミアのこと。
・日本では2014年11月よりこの治療法が可能になった。
オンコサーミアは
ハイパーサーミアの改良型(?)のようです。
ハイパーサーミア | オンコサーミア |
---|---|
腫瘍組織全体の絶対温度を上げる | 腫瘍細胞の内外温度勾配をつくる |
腫瘍細胞の壊死(ネクローシス) | 腫瘍細胞の生理的自死(アポトーシス) |
細胞結合を破壊する | 細胞結合を再生 |
ホメオスターシス制御への介入 | ホメオスターシス制御を支える介入 |
過剰な熱エネルギーが免疫細胞をブロック | 免疫細胞活性化し、免疫的細胞死を惹起 |
過剰な熱エネルギーにより副作用リスク上昇 | エネルギー総量制御で副作用低下を目指す |
ハイパーサーミアとオンコサーミアの比較
鍵は、
オンコサーミア実施施設が・・・
こちらは令和5年8月で終了
ハイパーサーミア学会の「学術紹介」より
一般に43°Cを超えるハイパーサミアは単独でも抗腫瘍効果を示すが,腫瘍細胞の播種を助長する可能性のある周囲組織への血流の増加など,潜在的なリスクもある.また,腫瘍内の血流が制限され,腫瘍への薬物送達が減少する可能性もある.加えて,大きな腫瘍サイズや壊死組織等の不均一な組織特性のために,腫瘍内温度は37°Cから43°C以上まで変化し,目的部位を一定の温度に,かつ均一に加熱することは困難とされる.
“オンコサーミア”(Modulated Electro Hyperthermia (以下mEHT))は…治療担当者のmEHTを用いた加温経験にも依存すると思われる.
2020年5月29日 / 最終更新日時 : 2022年5月26日の記事
オンコサーミア実施施設の説明
腫瘍温熱療法「オンコサーミア」は、低出力(最大150W)の特定ラジオ波を使用し、悪性
腫瘍細胞のみを標的に照射して加温(42℃程度)することで、本来の免疫機能を活性化させて悪性腫瘍を自死(アポトーシス)に導く治療法です。
悪性腫瘍の細胞膜にはブドウ糖がたくさん集まっています。研究の結果、この細胞膜には13.56MHzのラジオ波が集まることが判りました。そこで13.56MHzに限定したラジオ波だけを照射することで、悪性腫瘍の細胞膜だけを攻撃・破壊できるようになりました。13.56MHzのラジオ波は悪性腫瘍の細胞膜を選んで集まるので、照射中に多少身体が動いても自動的に悪性腫瘍の位置を追跡します。
(おまけ)
以下2つは
ハイパーサーミアに
ついての記事と思われます。
電磁波温熱療法はラジオ波という周波数8MHzの電磁波を用いて局所的に体外からがん組織を加温する物理療法であり、本邦では平成2年に厚生省で保険適用治療として承認されたがんの科学的治療です。
発行:2017年1月/更新:2019年4月の記事です。
たるさんは過去に、
メンタル疾患をお薬でなく
電磁波を使った方法を併用して
治したことがあります。
丁寧なカウンセリングがあったので
総合して効果が出た可能性もあります。
一方、体の細胞が
悪性になって増える
ガンの場合には、
がん細胞への直接の働きかけと
治療のスピード感が
求められると思っています。
子宮体がんの術後化学療法を始めた、
宇宙人たるさん自身の
がん治療として、
二つの温熱療法は
化学療法などの
標準治療との併用について
興味を持ちました。
アクセスしやすさ、費用、
自分の生活との時間配分を総合して
適切な時期に
取り入れてみたいと思いました。