火山噴火みたいに読めない出血。痛みなし。
閉経まぎわのホルモンの乱れ、ほかの方たちみたいな、これ以外の更年期障害の症状はないけど、これがきっと私の更年期なんだわ・・・
当時のヒト女性型宇宙人たるさんは思っていました。
大きな病院を紹介されて通い始めたものの、
子宮内の細胞診は、たるさんの場合、入院して全身麻酔で受ける検査が必要。
夏の家族旅行を前に、まだそれは要らない、様子見したいと医師に伝えました。
細胞診で悪性腫瘍の可能性がないことを確認しないとホルモンのお薬は使えません。
さて出血どうする?については
旅行をやり過ごして検査を受けるまでのつなぎに、やさしく整える東洋医学の知恵、漢方と整体を試して見ました。
漢方は市販の当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)錠剤。
整体はとなりの駅にある、妊活も得意とする整骨院を選びました。
整骨院では「産み育めるからだを整えることと、更年期のからだをおだやかに整えること。婦人科系の悩みに応えるには共通点も多い」と院長。骨と内臓の位置と自律神経を整え、ついでに肩こりも秒殺の凄腕。
結果は良好で、8月のお墓参りの宇宙人家族旅は大成功でした
貧血の経過を見るため旅行の後に入れてもらっていた予約の日に病院へ行ってみると、
それまでの医長の男性医師ではなく、女医さんでした。
今の主治医との出会いです。
当時のたるさんは知るよしもありません。
「外来でこのまま麻酔なしで検査できるか、私もやってみていいですか?」
初めて、子宮内の細胞採取が出来た、かも知れない。
「十分採れたかわからないけれど、調べて次回結果をお伝えします。」
そしてその次回9月。
「残念ながら採れてなかったです。
ちゃんと診るにはやっぱり入院が必要ですね」とのこと。
コロナ明けの秋の旅も企画していたので、
次回予約を12月上旬としてさらに様子を見ることになりました。
処方されていた鉄分の錠剤で貧血は解消。
とはいえ錠剤ありきでの回復なので、「生理の時にまた飲んでください」と追加で処方。
出血が2週間以上続く場合と、大量の出血があった場合には次回を待たずに来るようにとの指示でした。
癌告知まであと2ヶ月。
2ヶ月?。そう、2ヶ月です。
ある事件とこれまで語っていなかったある人物たちがそれぞれ、独身子なし自由気ままなたるさんの背中を押すのでした・・・