大相撲 秋場所 千秋楽 | ガラスの靴 ~紫雨のキラキラブログ~

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はじめまして。花実紫雨と申します。

2009年の9月に『ましろ日記』と題してブログを始めました。

大好きなバレエのこと日々のちょっとした出来事をこれまで同様のんびり綴って行きたいと思います。

遊びに来てくださると嬉しいです。

大相撲 秋場所 千秋楽イチョウ
関脇大の里の2回目の優勝で幕を閉じました。
終盤に若隆景に1敗したものの、独走態勢に入り、すでに14日目での優勝が決まっていました。
今日は有終の美を飾りたかった所ですが、阿炎に敗れて13勝2敗の成績でした。
大関昇進の臨時理事会が召集されたのでここ数日のうちには大関 大の里が誕生するでしょう。
初土俵から1年びっくり素晴らしい素質と成長です。
しかし、今日の相撲は仕切りから今一つ、仕切り線よりかなり近くで立ち合いをしたために阿炎のもろ手付きから引き落としにあってしまいました。
この1番を見る限りでは、まだ若いなぁ~と思います。
稀勢の里仕込みの左のおっつけが威力を発揮し、今場所は圧倒的に強かったびっくり大の里ですが、また来場所はこのおっつけと左差しを攻略しようとどの力士も研究してくるでしょう。
大関、そして更なる高みを目指すためにはまだまだこれから鍛練が必要になってくると思います。

今場所はご贔屓の若元春も10勝以上を上げました。私は何よりかつての大関候補、若隆影が幕内上位で相撲を取り、好成績だったことが嬉しかったです。大怪我から復活してきました。

そして、貴景勝が土俵に別れを告げました。
世代交代。そんな印象に残る秋場所となりました。
貴景勝が『今の時代には合わないかもしれないが、気合いと根性の入った力士を育てたい。』と言ったことに同感で爆笑あっぱれ日本国旗と思いました。

コスパ、タイパ、無駄なことには意味がない、何でも優しく、褒めて育てる、何か指導すればパワハラ、そしてコンプライアンス違反。直ぐ折れる。
人のせい。根性論は古い…。そういう現代社会に…。あえて、気合いと根性の入った力士を育てたいと言った貴景勝は相撲の伝統、厳しさ、奥義を知っているからこその言葉だと感じました。

もちろん暴力や人格否定は許されることではありません。しかし、どの世界も社会もある一定の厳しさは存在します。そこで自分の力で困難を切り開いて行ける人材を育てなければならないと私は思いましたし、プロの世界は想像を絶する厳しい世界だと思いますから、その中で自分の力を発揮できるような
力士を育てたいのだと私は貴景勝の言葉に勇気をもらいました。

1人の大関が去り、また新しい大関が誕生します。
印象に残る秋場所となりました。