国文学研究資料館の伊藤鉄也先生と意見交換を行いました。先生は「源氏物語」の古写本の翻字のデータ化に取り組んでおられ、「変体仮名を読めない人が多いなら、視覚障害者でも条件は同じ」と立体コピーで触読するというチャレンジをされているそうです。
触読の際に、音声システムによってフィードバックがあれば、理解が早くなると考えられているそうです。そこでtarsで教材が作成できないかとご相談を受け、情報交換を行いました。
伊藤先生には本システムを体験していただき、希望の教材が作成できる可能性を感じていただきました。逆にシステムに対する要望などをいただき、大変参考になりました。
要望としては、パネルのワイヤレス化、パソコンだけでなくiPhoneやiPadなどでの使用、データのクラウド化、Macintoshへの移植などです。データのクラウド化は私たちも予定しているところです。