JINで内野さん演じる坂本竜馬を見て触発され
久々に 井上靖さんの「風林火山」を手に取ってみた
そーそー こんな話だったよな・・・・と
実在の人物かどうか分からない 山本勘助の淡々とした生き方を読み返した
考えるに 脚本家という方々は、たった一冊の本を膨らませ 1年に及ぶドラマにしてしまう
原作で水墨画のように 淡々と描かれていた・・・と思っていた箇所も
ドラマになってみると エキスだけは十分に含まれた 色彩豊かな油絵になったかのようで 感動する
大河ドラマで内野さん演じる山本勘助は・・・
コンプレックスと 国や親のいない根無し草な寂しさを抱えた男が、
武田信玄と諏訪の姫に出会い 自尊心と生きるべき国とを見つけていく話になっていた・・・・と思う
ただ 久しぶりに「風林火山」を読んで・・・・・全面に打ち出されていた 老武者・山本勘助の寂しさを
ドラマの中で 内野さんが終始表現していた事を・・・・ふと思い出した
そこで一言・・・男が独り身でいるのは 女性が独り身でいるより寂しいモノなのかもしれませんな 笑