初めにお断りしておくが・・・・・僕は神様はいると思う・・派である 笑
何というか・・・・この「JIN-仁」というドラマ
やたらと「神は自分に何をさせたいのだろう・・・」的なセリフが続くことに驚き
脚本家を見て納得・・・宗教学科卒の方でした
それで「神様は乗り越えられない試練は与えない」なんて言う言葉が出てくるんですね
これは、聖書のコリント第一 10章13節に書かれてある言葉です
神が御自分の御意志を人間に行わせる時、それがどんなに過酷で 逃れたいと思うような事であっても
その逃げたいと言う誘惑に その人が耐えられるから与えられた使命なのである・・・・
出来ないなら させない・・・と言うことですね 笑
そんな意味で書かれたこの言葉を まさか日本のドラマの中で聞けるとは思いませんでしたね 笑
神様のいない国・日本にしては珍しい作りのドラマだと思います
基本、農耕民族出身の 和の精神を基礎とする 八百万の神・神道を宗教とする日本は、
唯一無二の絶対的な存在である神・・と言う概念がありません
まず 神ありき・・・ではなく まず 人ありきであって、
私達の生活に都合のいい神を作ることで成り立ってきました
ですから神が作られたシステムから人間は逃れられない・・・とは思っていない と言えます
システムや規則には逆らえる・・・人間は自分の望むように 好きなように生きていい・・・
と そう語るドラマや 映画 小説 が多い
一つ間違えば 自由意志のはき違え・・・とも言いますがね 笑
しかし、このドラマは 神には逆らえない・・・・逆らっても絶対に修正されてしまう
では、神は自分に何をさせたいのか?・・・・・とくる
つまり まず神ありき なのである
この概念を描いて見せた事にホントに驚き
この先 この話を どのように終結させるのか
なんとも 複雑なワクワク感を抱いてしまった・・・・
特に・・・「お前は自分が歴史を変えてしまえると思っている・・・何という自信家・・・
神を甘く見るな・・・おまえが 神の意志に逆らっても 神は容赦なくお前のしたことを取り消すだろう」
このセリフに表される 神ありき・・・・
「JIN」と言うドラマ
絶対的神の存在を否定して終わる、今までのドラマと同じようになってしまうのか
それとも、神の御意志が 人間に・・・そして この主人公に 何を望むのかを 書ききるのか
最終話まで、見逃せないな・・・・と思った次第である