こんばんは、八重 芽衣花です。
今回のブログ記事の裏で、和風の占いカードに「はよブログを書きなさい!」と怒られながら書いていましたꉂ🤣𐤔
では余談は置いておきまして。
カード占いを学び始めると、「カードを引くときは7枚目を引きましょう」といった言葉を耳にすることがありますよね。これはなぜなのでしょうか?
直感で「何枚目を引くのか?」を選んでもいいはずなのに、どうして「7」という数字が強調されるのでしょうか?
今回は東洋文化・西洋文化における「7」という数字をテーマに記事を書きたいと思います。
※注釈や参考サイトに関しては、ブログ記事の最後にまとめて記載してあります。
東洋文化における"7"
【東洋文化における"7"】は、大きく分けると三つの影響が考えられます。
一つ目はインド・仏教の影響です。
東アジアには「初七日」「四十九日」などの死者供養の慣習があります。
「初七日」は故人が三途の川のほとりに到着する日とされています。故人が激流、急流、緩流のうちのどの川を渡るのかが裁きで決まる大切な日です。
なぜ7日なのかというと、インド仏教における「七日ごとの審判」思想に由来しているようです。
仏教では、人は死後すぐに成仏するのではなく、七日ごとに裁きを受け、七回目=四十九日を迎えることで次の世界に向かう=来世の行き先が決まると考えられていました。
この思想が中国を経由して日本に伝わり、葬式に関する習俗として根付いたのです。
二つ目は陰陽五行と七曜の結合です。
中国の陰陽五行思想そのものは「5」を基盤としています。
また古代バビロニアから七曜 ※1(太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星の七つの天体)がインドを経由して中国から日本に伝わり、「7」というリズムが暦や占いの中に組み込まれました。
「曜日」という7日周期の生活リズムは、東洋でも外来文化からの輸入によって生まれたものです。
三つ目は日本古来の民俗における「7」の扱いです。
日本独自の習俗にも「7」がしばしば現れます。
例えば正月の「七草粥」は、中国の1月7日の「人日(じんじつ)」に由来しています。七種類の若菜を食べて無病息災を祈る行事が、奈良時代に日本に伝わって定着しました。
また「七五三」や「七福神」「七宝」などもありますが、これらは主に「7は区切りの良い数」としての縁起性から日本で生まれたものです。
日本において、「7」とは何かを区切るための数字として扱っていることから、西洋よりも「7」がつく用語が多いのではないか、と考えられます。

ちなみに「七福神」は、インド伝来の『仁王経』の中にある「七難即滅 七福即生」という仏教語に由来する、福徳の神として日本で信仰される七柱の神のことを指す、とされています。
七柱は一般的には、恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天とされており、それぞれがヒンドゥー教、仏教、道教、神道など様々な宗教の背景を持つ神々であり、日本で生まれた風習のひとつです。
このように「7」という数字は、日本人の暮らしや暦、祈りの中で、節目、区切り、浄化を表すものとして根付いてきた背景があるんですね。
西洋文化における"7"
では【西洋文化における"7"】はどうでしょう。
現在では7はよく「ラッキー7」と言われていますよね。
これは野球の7回の攻撃が由来とされていて、1885年9月30日のシカゴ・ホワイトストッキングス(現シカゴ・カブス)の優勝がかかった試合の7回に、ホワイトストッキングスの選手が打ち上げた平凡なフライが強風に吹かれてホームランとなり、これが決め手となって、ホワイトストッキングスは優勝を決めました。
勝利投手となったジョン・クラーソンがこの出来事のことを「lucky seventh」と語ったことから、これが「ラッキーセブン」の一般的な語源であると言われています。
ただしその背景には「7」が幸運の数字とされることになるベースがあったからこそ、「ラッキー7」が生まれたのだと考えます。
ベースにあるのは大きく分けると三つの影響と、それに加えて【現代におけるスピリチュアル的な解釈】の計四つが考えられます。
一つ目はユダヤ教やキリスト教の『聖書(旧約聖書)』における、神による天地創造が由来ではないか、という説です。
神が6日間で天地万物を創り、7日目に休まれた(=安息日とされた)こと、聖書内において7という数字が多く登場することから、「7」は完成・聖性を持つ数字とされました。
これに基づき、ユダヤ教・キリスト教の文化では「7」は神の秩序を象徴する数になり、七大天使や七つの大罪・七つの美徳(七元徳) など、多くの宗教的・倫理的枠組みが「7」で区切られていきました。
また「聖なる数字」とされたことから、「7を使った用語を軽々しく作れない」という宗教的・文化的制限があったのではないか、と個人的には考えています。
なので東洋よりも「7がつく用語」が少ない訳ですね。
二つ目は古代オリエントの天文学由来説です。
またバビロニアの占星術・天文学の影響も大きいです。
肉眼で見える天体(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星)が「七惑星」とされ、これが曜日の基礎=7日周期の時間感覚につながりました。
この「天のリズムとしての7」がギリシャやローマに伝わり、西洋文化全体に「7日間=一つのサイクル」という思想が根づいたのです。
三つ目はピタゴラス派の数秘思想です。
古代ギリシャのピタゴラス学派も「7」を特別視しました。
7は「3(精神・天)+4(物質・地)」を合わせた数 で 天地の調和をあらわすとされています。
また1から10までの基数の中で「割れない素数 ※2」のうちの一つであり、完全性・不可侵性を持つ自然界の秩序(虹の七色 ※3・音階の七音・七惑星)とも結び付けて考えることもできます。
こうした理由から、「7=調和と完成の象徴」とされたのです。
(ちなみにカバラ思想を土台とした数秘術において、一般的に数秘7は、完璧主義と言われています。 数秘7には、「知識」や「知恵」という専門的な分野に関係する興味と、「最後までやり遂げようとする」探求心が含まれています。つまり数字の意味そのものも、同じ西洋であっても、カバラ数秘、ピタゴラス派なのか、などによっても変化する訳ですね)
また、例えばライトワークスさんから出版されているオラクルカード「オラクルオブザセブンエナジー」では、世界を構成するエネルギーを七つに分け、それぞれに対応するテーマを示しています。
現代における西洋的なスピリチュアルの文脈では「七つのチャクラ ※4」にも重なり、心身を統合する象徴的な数字となってもいます。
以降、西洋において「7」は完成・秩序・聖なるリズムを象徴する数字として、長く伝統に根付いています。
まとめ
東洋における「7」は、
- 仏教 → 死後の節目を表す数字(初七日・四十九日)
- 陰陽五行+七曜 → 暦法に組み込まれた宇宙的リズム
- 中国からの文化(人日)+日本の民俗 → 健康・区切り・浄化・縁起の数字
が由来になっています。
一方、西洋における「7」は、
- 聖書的要素(天地創造と安息日の物語)
- 天文学的要素(七惑星と七日周期)
- 哲学的要素(ピタゴラス学派の数の象徴学)
- 現代のスピリチュアル要素(七つのチャクラ)
が由来になっています。
注釈・参考サイト
※1 東洋の七曜は古代バビロニア由来と言われていますが、古代オリエント諸文明(シュメール人や古代エジプトなど)での七天体崇拝の影響も考えられます。
※2 割れない素数は2、3、5、7。
※3 虹の色数は国によって異なります。二色〜八色の間のようです。
※4 チャクラ自体は古代インドに起源を持つ概念です。サンスクリット語で「車輪」「回転」などを意味する言葉で、ヒンドゥー教のタントラ思想やヨガ、アーユルヴェーダなどで用いられ、体内に存在するエネルギーの出入り口や中心点と考えられています。
ただしチャクラの数そのものは文献によって1個、4個、6個などバラツキがあります。
チャクラが西洋文化に取り入れられた際に、チャクラは7個(6+1個)として取り入れられました。
《参考サイト》






