ウェイト版タロットの【恋人】


イヴはアダムではなく、頭上の天使を見上げている。

つまり、高次の存在である天使と繋がっているのは、

アダムではなくイヴの方。

つまり、理性(男性性)ではなく無意識(女性性)が高次のものと繋がっているということ。



それから。

ここから先が私が苦手だ…、と思う理由。

それは『生命の木』。(苦笑)

ウェイト版タロットは、

作者であるアーサー・エドワード・ウェイト氏が所属していた

ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け団)というオカルト結社の思想が盛り込まれている。

(ちなみにこの時代の「オカルト」はアヤシイものではなく高尚なもので、ゴールデンドーンには文化人が入っていたそうです)

そして、ゴールデンドーンはカバラ(ユダヤ教の神秘主義)を基にしていたそうで、

このカバラという考え方を図にしたものが『生命の木』。