J-CASTニュース 1月31日(月)10時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110131-00000000-jct-soci


共同購入型クーポン運営のグルーポン・ジャパンに関する記事です。


表示と異なる食材が使用され、おせち料理に偽装があったことをサイト上で

明らかにしました。さらに、通常価格の表示が不適切だったことも分かったとして、

全面的に謝罪しています。


このトラブルでは、外食文化研究所が経営する横浜のレストラン「バードカフェ」が

2010年11月下旬、グルーポンのサイトを通じて、「謹製おせち」を販売。


その後、購入者からは、

「中身がスカスカ」、「食品に傷みがある」などと、ネット上での告白が相次いで、

大騒ぎになりました。


ネット上では、このおせち料理について、ゴミ箱から取ったとみられる

バードカフェの食材明細書が写真付きで暴露され、偽装の疑いも

指摘されています。


その後、グルーポン・ジャパンが調べたところ、表示と異なる食材が

使用されたことが判明。

同社では11年1月29日、このことをサイト上で明らかにして、

購入者らに謝罪しました。


それによると、世界三大珍味の1つとされるキャビアが、
実際はコピー食品としてよく使われるランプフィッシュになっていました。
また、フランス産シャラン鴨のローストとうたってあったのは、
国産の合鴨のロースト。
このほか、生ハムとカマンベールチーズが生ハム&クリームチーズに、
鹿児島産黒豚の京味噌漬けがアメリカ産の黒豚の京味噌漬けに、
鰊の昆布巻きがわかさぎの昆布巻きに、
才巻き海老の白ワイン蒸しがバナメイ海老の冷製に、
くわいのバルサミコ風味がたたき牛蒡に、それぞれ取って代わっていました。
そして、焼き蛤との表示もありましたが、実際の料理には欠品していました。


グルーポン・ジャパンでは、偽装の理由について、外食文化研究所が

500セット分の食材を調達できなかったことを挙げています。

事前に、書面で表示の正確性について確約は取っていたといいます。
その上で、おせち製造者ではないため、使用食材の仕入れ状況などを
詳細に把握できず、事実確認に時間を要したと釈明しています。


このトラブルでは、そもそも通常価格2万1000円を半額の1万500円にするという
割引自体に疑問も出されていました。

つまり、通常価格は一体どんな根拠で算出されたのかということです。


この点について、グルーポン・ジャパンはサイト上で、通常価格の表示が

不適切だったことを認めました。


それによると、外食文化研究所は、通常価格が記載された申し込み画像を

グルーポン側に送付し、バードカフェ店頭で常連客にこの内容で、

おせち料理の案内を行っていると説明していました。


このことから、グルーポンでは、サイト掲載時点では、おせちが店頭で

販売実績があると判断していたと言います。


ところが、景品表示法で通常価格として表示するには、
「最近相当期間にわたって」の販売実績が必要であるにもかかわらず、
このおせちには、そのような販売実績があるとは認められないことが
調査で分かりました。

つまり、「通常販売」の実態をよく把握していなかったということです。


グルーポンでは、おせちの製造・販売者ではないとしながらも、
「販売に関与した者としての社会的、道義的責任を重く受けとめております」と
謝罪しています。


今後については、サイトにおける表示をより正確で適切なものにするため、
サービス提供会社に対して、商品に関する情報の客観的な根拠の説明や
提出を求めることに努め、
社内でも、より一層の業務管理体制の強化を

図っていくとのこと。


しかし、ここまで酷いとは‥


まぁ、無理がありすぎたのでしょうね( ̄_ ̄ i)