肛門嚢腺破裂 | たろうのブログ

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肛門嚢腺破裂

 

「肛門腺(肛門嚢腺)」をご存じでしょうか。肛門腺は、肛門を正面から見て時計でいう4時と8時の方向にある分泌腺で、スカンクが異臭を放つのと同様に、イヌやネコでも匂いのある分泌液を排出します。

 

■肛門腺の破裂とは?

肛門腺から分泌液を出す管が何らかの原因でつまってしまったり、分泌液が肛門腺に充満したりすることで、破裂してしまう病気です。

 

■症状

肛門腺の分泌液がたまってくると、やがて犬や猫は肛門周囲を気にするようになり地面や床にこすりつけて歩いたり、なめたりといった動きを見せるようになります。しかし、この状態を放置してしまうと、肛門腺の破裂につながり、血液や膿、泥状の分泌液を出すようになります。「お尻から血が出ている」ような見ためになることが多く、痛々しい状態となってしまいます。

 

■治療

このように肛門腺が破裂してしまった場合は、まず肛門腺とその周囲をよく消毒します。また、細菌感染の治療のために抗生物質の投与を行います。肛門腺の洗浄は高頻度でやっていく必要があります。治療を続けていくと、痂皮(かさぶた)が形成されて徐々に治っていきます。きちんと治療をしておかないと、何度も再発してしまう可能性があるので、症状がみられた場合はお早めにご来院ください。

 

■対策

肛門腺はその子によりますが、1か月に1回程度のペースでしぼっていくとよいでしょう。ご自宅で肛門腺絞りをできる方もいらっしゃいますが、初めてのかたや不慣れなかたは、絞り方によってはその行為自体で破裂を引き起こしてしまうこともございますので、病院での処置をおすすめいたします。また、肛門腺はストレスや加齢・肥満など状態によって分泌液が泥のようであったりサラサラの液体であったりと様々です。ぜひ定期的な肛門腺のチェックをお願いいたします。