我が家のビオトープ | ◆ お気楽写真帳 ◆

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SL風景・スナップ・花などの写真撮影と仏巡りを中心としたブログです。宜しければご笑覧下さい。

昨年(2017年)7月、カミさんとともに、『ビオトープ』を開設しました。

 

ビオトープとは・・・生物生息空間のことです。我が家では、睡蓮鉢を使って自然の水辺の生態系に近いものを創ることにしました。

 

睡蓮鉢に水を張り、水草を植えて、そこに①メダカミナミヌマエビタニシを生息させます。

 

 

 

2017年7月初旬、

 

まず、睡蓮鉢を2つ購入。熱湯消毒。

 

睡蓮鉢に水道水を入れ、約1週間天日干し。

 

底床材として、赤玉土を熱湯で消毒し、睡蓮鉢に投入。水草を植える。

 

約1週間後、アクアショップで、楊貴妃メダカ10匹、白メダカ10匹、ミナミヌマエビ20匹、タニシ10匹購入。

 

 

 

 

ビオトープNo.1(直径30cm)白メダカ10匹、ミナミヌマエビ10匹、タニシ5匹投入。

 水草・・・ウオーターマッシュルーム姫スイレンウオーターバコバウイローモスホテイアオイ

 

ビオトープNo.2(直径37cm)楊貴妃メダカ10匹、ミナミヌマエビ10匹、タニシ5匹投入。

 水草・・・ウオーターマッシュルーム姫スイレンウオーターバコバウイローモスホテイアオイ

 

 

メダカのエサは、『フリーズドライ赤虫』『メダカフレーク』

ミナミヌマエビのエサは、『ヌマエビの主食』

 

 

 

 

 

 

 

しかし・・・

 

 

 

 

 

数日後から、次々にメダカミナミヌマエビになっていきます(死んじゃったということです)。結局10日で白メダカが全滅、2週間で楊貴妃メダカが全滅してしまいました。ミナミヌマエビタニシも次々にになっていきます。私の立ち上げ方に問題があったのでしょうか・・・。大変可愛そうなことをしてしまいました。焦り、悩みました。原因を追及するため、いろいろ調べました。生態系の水質がバランス良く安定するまで、ある程度の期間がかかるようです。バクテリアの発生がポイントになるのですバクテリアが上手く発生するには、生体を入れてから少々時間がかかるのです。

 

 

 

 

対策:

 

●ろ過材を投入。

 

●睡蓮鉢に水と水草を入れた状態で、約3週間置く。

 

 

これといった明確な原因も判らず、睡蓮鉢を消毒するところから再び始め、メダカミナミヌマエビタニシを再び購入。但し、今回は最初に購入したアクアショップとは別のショップで購入しました。立て続けにになったということは、最初に購入したメダカが既に病気にかかっていて、それが広がったという可能性もあると考えたからです。

 

 

 

 

 

ビオトープNo.1(直径30cm)青メダカ12匹ミナミヌマエビ10匹タニシ3匹投入。

ビオトープNo.2(直径37cm)楊貴妃メダカ12匹、ミナミヌマエビ10匹、タニシ3匹投入。

 

 

 

ビオトープNo.1の白メダカがあまりにも早く全滅したのが、ショックだったので、白メダカではなく、青メダカを購入しました。

 

 

真夏なので、水温の上昇に気を配り、土日に水温計で水温を計った上で、睡蓮鉢の上に日除けを設置。

 

 

 

 

 

しかし、ビオトープNo.1青メダカが、またしても1週間で10匹になってしまいました。

 

ただ、ビオトープNo.2楊貴妃メダカは、元気なようです。

 

 

 

 

 

対策:

 

ビオトープNo.1の睡蓮鉢を直径30cmのものから、直径47cmのものに変更。

 

 

 

 

ビオトープNo.1の睡蓮鉢を大型化し、8月下旬、再々立ち上げ。

 

 

 

 

ビオトープNo.1(直径47cm)青メダカ12匹ミナミヌマエビ10匹投入。

ビオトープNo.2(直径37cm)ミナミヌマエビ10匹投入。

 

 

 

その後、PH計を導入。また、水質チェック用のリトマス紙(テトラ6in1)も導入。バクテリアを早く増やす薬やPH値を調整する薬や水質を保つ薬などを使い、水質をこまめにチェックしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

徐々に水質が安定してきたのか、いつの間にかがあまり出なくなってきました。たまには出ますが、一般的ににメダカミナミヌマエビの寿命は約1年と言われていますので、仕方がない範囲なのかなと思っています。

 

 

 

 

 

それに気を良くし、バルコニーに設置したビオトープNo.1ビオトープNo.2の他に、玄関前にビオトープNo.3を設置することにしました。合わせて、各睡蓮鉢に苔取り強化のため、ミナミヌマエビタニシを増強。タニシは雄と雌の見分けがしやすいので、各ペアにして投入しました。

 

 

 

 

ビオトープNo.1(直径47cm)ミナミヌマエビ10匹、タニシ6匹投入。

ビオトープNo.2(直径37cm)ミナミヌマエビ10匹、タニシ10匹投入。

ビオトープNo.3(直径37cm)白メダカ12匹、ミナミヌマエビ20匹、タニシ6匹投入。

 水草・・・カヤツリ草ムチカスイレンウイローモスホテイアオイ

 

 

 

 

 

【ビオトープNo.1】

 

 

 

 

青メダカは、「青」と言うほどの青ではなく、他の種類のメダカに比べると青い程度の色で、グレーにも近いような色です。

 

 

 

 

 

水面に浮いているのは、メダカの餌です。

 

 

 

 

 

メダカを飼う楽しみのひとつに、子供を増やすということがあります。メダカは雄と雌がいて一定以上の気温の中に於いて、卵を産みます。多くの場合、ホテイアオイの根に産み付けます。卵は数週間で孵化するのですが、メダカは口に入るもので食べられるものは何でも食べてしまうので、孵化したばかりの稚メダカも食べてしまいます。したがって、卵の段階で別の容器に移し、孵化させ、大人になったら同居させるという流れになります。

 

 

 

現在、ビオトープNo.1は、親メダカ8匹・第2世代子メダカ5匹、計13匹が生存し、冬を越しました。

 

ミナミヌマエビも孵化し、大人と子供がたくさん泳いでいます。ミナミヌマエビは、体長2cm位の小さなエビですが、エサをあげると両手でそれを抱えてツマツマ食べるので、とても可愛いのです。

 

タニシも孵化し、子タニシが少しずつ増えています。

 

 

 

 

 

 

 

【ビオトープNo.2】

楊貴妃メダカは、鮮やかな赤色ですので、とても華やかです。まるで、小さな金魚と言う感じです。

 

 

 

 

 

私がエサをやりすぎるせいか、まるまる太っています。

 

 

 

 

 

 

親メダカ(左)と第2世代子メダカ(右)。子メダカより親メダカの方が、赤色が鮮やかです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親メダカタニシ

 

 

 

 

 

真ん中の親メダカと左右2匹ずつの第2世代子メダカ。別で育てた子メダカをこの日、親メダカと同居させたので、お互い少々警戒しているようです。しばらくすれば、慣れるでしょう。

 

 

 

 

 

 

現在、ビオトープNo.2は、親メダカ9匹と第2世代子メダカ5匹、計14匹です。

 

当初、何故かビオトープNo.2だけ、タニシが続けてになり、思案していましたが、牡蠣の貝殻を投入しカルシウムを補強したところ、は出なくなりました。みんな元気なようです。

 

 

 

 

 

 

【ビオトープNo.3】

 

 

 

 

 

一番後に立ち上げたビオトープNo.3が、最も生態系が良い状態だと思われます。この写真だと判りづらいと思いますが、白メダカ親子の他、タニシミナミヌマエビも写っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑っているようで、可愛いです。おそらく、エサちょうだい!という感じでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、ビオトープNo.3は、親メダカ7匹と第2世代子メダカ7匹、計14匹です。ミナミヌマエビもたくさん孵化し、睡蓮鉢の内側側面をたくさん走り回っています。子タニシも繁殖中です。

 

 

 

 

 

【メダカの2世帯住宅(子メダカ用)】

 

睡蓮鉢以外に子メダカ用の住宅もあります。卵からメダカが孵化し、大人に食べられない程度の大きさになるまで、ここで暮らしています。現在、楊貴妃メダカ白メダカが各15匹位ずつ暮らしています。

 

 

 

 

<各ビオトープのメダカ達の性格>

 

●ビオトープNo.1・・・青メダカ

 とても、温厚で大人しいです。エサに対してもガツガツした感じが全くありません。そのため、同居しているミナミヌマエビの子供を食べることもないため、ミナミヌマエビが自然と繁殖しています。あまりに温厚すぎて、スネールの子供も食べないため、スネールが増殖。人間にはあまり懐いていない感じです。

 

*スネール・・・サカマキ貝など、繁殖力が異常に強い貝。苔を食べてくれる上に、同居の生き物にも害がない。貝のくせに水面を泳いだりする可愛い一面もある。同居させてもいいのだが、あまりに強い繁殖力によって、大量に増殖するため、アクアリストからは嫌われている。水草を購入すると卵が付着していることが多く、知らぬ間に増殖する。

 

 

 

 

 

 

●ビオトープNo.2・・・楊貴妃メダカ

 超ガツガツ系。食欲旺盛。与えたエサは、決して残しません。エサちょうだいと寄ってくるし、頭を触っても逃げない可愛さはある反面、とにかく食べられると思ったものは、何でも積極的に食べます。スネールの子供も食べてしまうようで、スネールが全く繁殖しないのはいいのですが、ミナミヌマエビも繁殖しません。現在、このビオトープには、メダカの他には、大人のミナミヌマエビタニシしかいません。人間には少々慣れていて、覗き込むと寄ってきます。恐らく、エサが欲しいのだと思いますが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

●ビオトープNo.3・・・白メダカ

 青メダカ楊貴妃メダカの中間的な感じ。どうやら、スネールの子は食べますが、ミナミヌマエビの子は食べないようです。スネールは全く繁殖しないのですが、ミナミヌマエビはしっかり繁殖しています。ビオトープとしては、ほぼ理想的な生態です。比較的人間にも慣れていて、カミさんが言うには、毎朝このビオトープを覗き込むと、必ず近寄ってきて上を見上げる奴がいて可愛いらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

■ミナミヌマエビ■

エサを抱えて、食べようとしているところです。手で転がしながら食べる姿が可愛いのです。

 

 

 

 

 

目が可愛いです。

 

 

 

■タニシ■

 

 

 

 

親タニシ子タニシがくっついています。子が親に甘えているような感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビオトープを始めて約10ヶ月。生態系はほぼ安定したようで、昨年晩秋以降メダカは1匹もになっていません。第2世代の子供も産まれ成長しています。無事に冬も越しました。メダカミナミヌマエビタニシはとても小さな生き物ですが、眺めていると、水草の緑と相まって、自然の水辺を覗き込んでいる様な気分になります。

 

 

とても癒されます。

 

 

同時に命の尊さも感じます。