コードバン革靴の中敷インソールを自作してみました。


ブルックスブラザーズ青山本店で11年前に購入した ブルックスブラザーズ別注オールデンのかかとが抜けやすく、羽根もギッチリ閉まってしまいます。

試し履きする多くの靴で、足の長さlength に合う靴は羽根が閉まってしまうので私は他人より甲が低めなのでしょう。

甲の低めに設計されたRendoを試して見たい。


購入時点でもかかとが抜けやすいのが気になっていたのですが、7 1/2(25.5cm)なので、最初から大き過ぎたのだと思います。(そんな靴を素人に売り付けるなよ)

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羽根が完全に閉じ、アイレット3つ分ぶつかって、これ以上閉められない状態。  

インソールとタンパッドをユニオンワークスか日本橋三越のRESHで付けてもらおうと考えていました。


ウェブや靴修理店で様々なインソールが売られているのですが殆どは靴全体のものです。

私はかかとを抜け難くしたいので、かかと部分を底上げしてしまっては元も子もありません。

また、素材が安っぽいものが多く、重厚な革靴に合いません。

どうせならオールデンに使われているのと同等の豚皮か牛革を敷きたい。


以前、スコッチグレインのシャインオアレインIVの羽根が閉まってしまい、シワがトゥの部分にまで入って閉まった際に銀座本店で前半分のインソールを付けました。


店員さんが在庫のヌメ革の隅を漉いて両面テープで中底に付けているのを見て、革を上手に切ることができれば自分でインソールを追加することもできるのではないかと思いウェブで「自作 インソール」を検索するとWilliamTempsonさんをはじめ何人かが自分でインソールを作成して成功しているようです。


営業の帰りに浅草橋を通ることがあったので、革専門店(皮革クラフト専門店タカラ商事)を覗くとヌメ革の安いハギレがあったので、試しに買ってみました。

当初のアイデアでは2ミリか3ミリのヌメ革を購入しようと考えていたのですが、安いハギレにはそんな厚さのものはなく、店員さんに相談した結果、1.6ミリのものに。

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牛ヌメ革 (栃木レザー)210mm×165mm、厚さ1.6mm(3.6デシぐらいかな、1デシ約80円)270円で購入。

この値段なら上手くいかなくても後悔は少しだけで済みます。


ヌメ革ならタンニンなめしで表面加工やコーティングもされていませんから吸湿も期待できまし、経年変化もします。


妻が寝てから、オールデンに半分に切ったA4用紙を入れ、指先で中底の縁を押さえて折り目をつけ、型を取ります。

折り目に沿ってハサミで紙を切って、靴に入れて余分や不足確認を繰り返して、中敷の型紙を作ります。

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中底にGENUINE SHELL CORDOVANって書いてあります。

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サイズギリギリでした、危ないあぶない。
型紙をサインペンで革に写して、さあカットです。

革専用のハサミや革包丁が必要かと心配していたのですが、1.6mmの栃木レザーは柔らかく、小さな紙用のハサミであっという間に切れました。

革って柔らかいのですね。

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切り口(コバ)の部分が美しくありませんが、中敷で見える部分ではないので許容する事にします。


手前側の切り口を徐々に漉いて薄くするのが最難関だと恐れていましたが、ソックシートとの境に合ったのか、土踏まず部分なのか、気にならない為、まだ漉いていません。

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靴に入れて見た感じはこんな感じです。

僅かに革が余っているので、タンパッドも作って見ました。

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足を入れて見たところ、栃木レザーのヌメ革はしっとり柔らかくて気持ち良い。

1.6mmでは薄いかと思いましたが良さそうです。

沈んで来たら中底との間にもう一枚革かコルクシート、滑り止めシートを挟めば良いだけのことです。


トゥの部分が上手く合っていたのか、床面の摩擦なのか動かないようなので、まずはこのまま履いて見たいと思います。

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問題の羽根は僅かに空きました。羽根を開けるにはもう一枚必要かもしれません。


ズレたり、滑ったりするようであれば両面テープで止める事にしましょう。


次のローテーションで1日履いて、履き心地やかかとの抜け具合を確かめます。

この型紙は大事に取っておきます。


とても簡単だったので、同じく羽根が閉まっているリーガル02DRCDも型紙を作っておきます。

浅草橋に行ったらハギレを買ってリーガルにも入れてあげよう。


ヌメ革の色がベージュで11年目の靴と合わないので少し日光浴させて色を濃く、強度を上げてから取り付けます。


なんだか、とてもうれしい。

お勧めします。