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2014年01月01日(水) 02時31分11秒

PMC野郎『銀色の蛸は五番目の手で握手する』

テーマ:レビュー。
年の瀬の12/29に観てきました。



銀色の蛸は五番目の手で握手する



会場は、新宿のシアターサンモール。
良いハコです。


ストーリーは、長崎県の壱岐島で育った、木村オサムをめぐる数奇な人生を追った物語。

※ここからはネタバレあります。

オサムは、赤ん坊の頃に木村清一に拾われて育てられる。
その外見のせいで周りから苛められることもあったが、幼馴染のハナ子の優しさによって自分に自信をもてるようになったオサムは、やがて友人もでき、サッカーに打ち込む楽しい中学校生活を送れるようになっていた。

しかし、その穏やかな日々は、長くは続かなかった。
某組織が、オサムを拉致するために壱岐島にやってきたのである。

友人や教師は、オサムを逃がすために奮闘するが…


ここまでがプロローグ。
そして、オープニング映像。


本編は、プロローグから15年後。

オサムは、スペインの名門、レアル・マドリードに加入していた。
“銀河系軍団”とも称されるレアルのメンバーは、オサムの他にも、インテルから加入した長友、日本のレジェンド・三浦カズ。
他にも、ファンタジスタ・ヤドクビッチ、バルサから加入したFWガングロッサ、テウリーニョ、ローズマリー等、強力な選手が名を連ねていた。
そんな個性派軍団をまとめるのは、名将アンチェロッティ。

トヨタカップで来日したレアルは、横浜Fマリノスや浦和レッズを次々と撃破していく。

オサムも、かつての仲間と再会し、久しぶりに交流を深める。
しかし、思いを寄せていたハナ子の顔は浮かばない様子。
オサムは、ハナ子を気にかけ…


トヨタカップ決勝、レアルの相手はガンバ大阪。
しかし、そのピッチにオサムの姿は無かった…



という物語。

まさか、本編がサッカー選手のストーリーをガッツリ描いているとは思わなかった。
しかも、試合の様子も舞台でしっかり描いているのは驚き。
舞台でサッカーの試合を描くなんて、さすが演技への挑戦を続けるPMC野郎だぜ!という印象を受けました。

ただ、しかし、
クソ真面目にサッカーが好きなクソ真面目な人にはおススメしません。
座長かつ脚本家の吹原氏が、“いかにサッカーに興味が無いか”がヒシヒシと伝わってくるかと思いますw

だってさ。
まず、主人公の木村オサムが、宇宙人なんだもん。
肌の色が銀色で、頭が大きくて、手足が計8本あるんだもん。

他にも、サッカーとしてはつっこみどころ満載ですが、そんなものこの作品には求められていません。

その辺り、寛容な心を持って観てみると、非常に良い話ですし、上質のエンターテインメント作品として作品に仕上がっています。
最初から最後まで、思いっきり楽しめました。

PMC野郎の作品は、絶えず舞台ならではのおもしろさを追求しており、
一見、邪道のように見えて、実は純粋な舞台作品なのだと思います。

今回もおもしろかったです♪
次回作にも期待しております。
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2013年10月17日(木) 20時59分15秒

PMC野郎『死が二人を分かつまで、愛し続けると誓います』@黄金のコメディフェスティバル

テーマ:レビュー。

久しぶりに観劇レビューを書きます。

とは言っても、テレビ観劇ですが。



“黄金のコメディフェスティバル”という演劇イベントがあったそうで、そこで私の大好きな「ポップンマッシュルームチキン野郎」さんが最優秀作品賞と観客賞を受賞したそうです。圧倒的じゃないか!


今回の作品も、本筋のストーリーはすごい良い話なんですが、その周りを数えきれないほどの“おぞましい邪なるもの”がまわり回っており、見るもの皆、翻弄されてしまいます。

それがまた、絶妙な笑いのツボを突いてくるんだこれが。


ちなみに、本筋をおおまかに説明すると、

「夏子」と「大介」の夫婦の物語、二人には、それぞれ変わったところがありました。

夏子は、幽霊が見えてしまう能力があり、自身もそのことを不便に感じていました。

そして、大介は、彼自身が…


二人が夏を過ごそうとした田舎の一軒家には、過去に亡くなった落武者、教授、囚人、原始人などが現れて大騒ぎ。

せっかくの結婚記念日も落ち着いて過ごすことができない…


という物語。


この作品のページ をよく見ると、大介の正体がわかるかと思います。

作品中でも早々にバレてしまいますが。



一見、破天荒に見える物語の中に一貫して存在する「死」と「愛」。

死を単なる“落ち”として扱わず、真正面からイジっているところがまた良い。



こちらの劇団、まだまだ成長中です。

これからも注目して行きたいと思います。




ちなみに私は、最初の方の、

「デンゼル・ワシントン君(南の島の原住民)が、倉木麻衣のデビュー曲を歌うくだり」で大笑いしてしまいました。

あれでグッと掴まれた。


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2012年11月28日(水) 23時58分17秒

劇団KAN舎『ダブリンの鐘つきカビ人間』@下北沢東演パラータ

テーマ:レビュー。

下北沢に“東演パラータ”という劇場がある。


という情報を見つけました。

下北沢在住5年目の私も知らなかった。


きっかけは、漫画家古屋兎丸について調べていたところからでした。

古屋氏がビレッジバンガードの買い物袋に描いていた「ライチ☆光クラブ」がどんな作品かネットを探っていると、原案はとある劇団の作品だったこと、そして、古屋氏がその作品に衝撃を受けたこと、さらには表現者への道を志すに至ったことなどがわかりました。


その、かつて古屋氏が演劇を観たという劇場が、この東演パラータだったというのです。


余談ですが、古屋兎丸さんの作品は、どれも強烈な世界観を放っており、どこまでがシリアスで、どこからがギャグなのかわからないような迫力があります。

「ガロ」でデビューした後、ヤングサンデーでも短編を連載していたこともあり、

特にそのヤンサンでの作品『ショートカッツ』の中で、今でも印象に残っているページ があります。


マイちゃん「きゃあ山田君かっこいい!キムタクそっくし!」

友達「えっ。」

マイちゃん「あだち君だー 彼なんかソリマチそっくし!かっこいー」

友人「ちょっと」

マイちゃん「韓国のキム・タクさんと、ロシアのソリューマチさん」

友人「誰よそれ?」


ショートカッツ (2) (YS comics)/小学館
¥903
Amazon.co.jp


とまあ、古屋兎丸の話題はこれくらいにして。


土曜日に観てきました。

劇団KAN舎の『ダブリンの鐘つきカビ人間』。



タロー!プロジェクト-ダブリンの鐘つきカビ人間


この作品、聞いたことあるな。と思ったら、後藤ひろひと氏(演出家)の代表作なのね。


タイトルからして、湿っぽいラブストーリーものかと思っておりましたが…


意外や意外。

冒険アクションものでした。


アイルランドに旅行中の日本人カップルが、森の中で出会った老人から聞かされる不思議な話。

話を聞いているうちに、物語の中に入り込んでしまった2人は、

かつてダブリンの街に流行った奇病を治すため、伝説の剣を探しに冒険の旅に出かける。


というもの。


奇病というのは、十人十色でさまざまな症状が表れており、

目が異常に良くなる「目病」や、背中に羽が生えてしまう「羽病」などなど。

X-MENみたいなもんだと思って良いのかも。

この症状を持つ人々が、物語の謎を解くために、自分の特徴を生かして…

という展開になるかと思ったけれど、ほとんどそういう描写は無し。


ま、それを抜きにしてもおもしろかったです。

ラストのオチも見事。



劇団KAN舎の方々は、まだ結成して数年の若い方ばかりでしたが、なかなか勢いがあって良かったです。

言い方は悪いけれど、作品が良ければ、演者の力量が伴っていなくても楽しめるものだね。

名作を2,000円で観ることができたと思えば、安いものです。



ところで、劇団KAN舎についてもちょっと調べてみましたが、かつて福田萌(オリラジあっちゃんの嫁さん)が所属していた、横国大の英語サークルが母体になっているみたい。

なるほど、客席も関係者が多かったわけだ。


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2012年07月02日(月) 22時37分15秒

坂上忍プロデュース『レッドカードファミリー リターンズ』@下北沢「劇」小劇場

テーマ:レビュー。

土曜日、坂上忍さんプロデュースの舞台『レッドカードファミリー リターンズ』を観てきました。



タロー!プロジェクト-レッドカードファミリーR


観始めてから気づいたのですが、これって“続編”なのね。

前作『レッドカードファミリー』から続く物語ですが、初見の私みたいな者でも、話に入っていけるような展開になっていました。



とある家族の物語。

父親(三郎太)と母親(富士子)は夫婦だけれど、家にいる4人の子供たちはみんな孤児だった子。

しかし、そんな過去など関係ないくらいテンションが高くて楽しい日常を送っている家族+居候2人。


そこに表れる怪しいオッサン。

家族に銃をつきつけて、金をよこせと立て篭もる。

心臓に病気をかかえる次女を人質に取られて、さぁ、どうなる?


といった話。



父親役の木根さん(TMネットワーク)。

最初のうちは噛み気味で「大丈夫かしら」とちょっと心配になりましたが、話が進むごとにノッてきていて、ハイテンション家族の父親としてハマり役の演技を見せていました。


4人の子供のうち、下3人はいかにも子役、って感じだったけれど、3人とも上手かったです。

特に、次女の榛名役の香音ちゃん、

「私たちは家族だから、私が悪いことしても、私だけじゃなくて家族みんなが悪くなっちゃうの。」

のくだりの台詞は上手かった。

泣かせてくれます。


怪しいオッサン役の永澤さんが、料理をしている最中に材料をぶちまけてしまうハプニングもあり。

それでも全員でちゃんと繋げてしまうのはさすが役者さんといったところ。



前作があっての今作、ということでしたが、今作だけ観てもおもしろかったです。

しかし、煮え切らない点もいくつか残っておりました。



これは…更なる続編を期待しても良い、ってことだよね?

もし再続編があるならば、是非観に行きたいものです。


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2011年09月11日(日) 00時00分24秒

SHINOBU's Brainin the soup『レディオドラマ』@下北沢シアター711

テーマ:レビュー。

2010年12月の公演。


映画『半次郎』に出演されていた坂上忍さんによるプロデュース公演。

同じく出演者の永澤俊矢さんが出るとあって、是非とも観たい!ということで観に行きました。


とはいえ、なにしろもう半年以上前のことで…、うろ覚えなのでごめんなさい。


以下、だいぶネタバレあります。


内容は、6人の役者(それぞれ本人役)によるレディオドラマ(ラジオで放送される、音声のみのドラマ)の収録現場。

野々村真さん、永澤俊矢さん、犬山ヴィーノさん、永島知洋さん(お笑いコンビ「お先にどうぞ」)、ヘイデル龍生さん、渋谷哲平さん。


そして、それを仕切る監督と助手(新澤明日さん)。

ただし、監督は出演者の前には姿を現さず、助手を通して指示を出す。


しかし、その指示の内容が、役者の人間性までを否定するような辛辣なものばかり。


まずは、ヘイデル龍生さんの声の小ささに対し、思いっきりダメ出しをしたのを皮切りに、出演者全員にキツイ言葉を浴びせかける。


永澤俊矢さんに至っては、「(しゃがれ声で)何言ってるか全くわからない。ゴリラが吠えているようにしか聞こえない。」といったもの。

うわぁ、作品とは言え、本人役をやってる役者に対し、そこまで言い切るか!


おまけに、そのキツイ指示は、若い助手の口から出てくるものだから、出演者達もだんだんと怒りを募らせてくる。

※助手は、一応、最後に「…だそうでーす。」と付け加えている。


「こんな収録、さっさと終わらせて帰ろうぜ!」


そんな雰囲気で進むが、監督(助手経由)のダメ出しは激しくなるばかり。

特にダメ出しがキツかったヘイデル龍生さんに至っては、血を吐いてダウンしてしまった。

代わりに起用されたのは、なんと助手の若造。


しかし、やがて出演者達の役者魂に火がつき始め、セリフに感情が籠もり始める。

助手だった彼も、役者志望であり、周りのペースに乗せられていく。

ダウンしたヘイデル龍生さんは、サポートに回って効果音を担当する。


そして、いよいよ収録本番!



ここで、野々村真さんの演技力が炸裂する。

メンバーの中でもっともベテランで、知名度があるにも関わらず、それまでオドオドしつつ周りの調整役に回っていた彼。

作品の中でも、いかにも野々村真さんっぽい人物を担当しており、物語の途中まで、あまり目立ってはいなかった。

しかし、彼には彼なりの熱い思いがあり、作中でそれを爆発させる。

一人で長いセリフを語り通すシーン。


…こういう、有名人が演者として起用される作品の場合、こうやって、その有名人が長くセリフを語るシーンってよくあるものです。

特に、若手のイケメン俳優さんが起用されたときには、そのあざとさと、演技の拙さに興冷め…ってパターンになりがちなのです。


しかし、野々村真さんは違った。

いかにも「いいひと。」っぽい雰囲気から、次第に熱を帯び始め…やがて、顔中汗だくになりながら、目の前のマイクに向かって絶叫!すごい迫力でした。この方のタレントとしてのオーラを感じました。


収録は無事に成功。

それぞれが現場を後にする中、永島知洋さんが「今夜の“ふしぎ発見”、楽しみにしてますわ~(観劇当日は土曜日)」と言ったとき、野々村さんが「おま…そんなことアドリブで言うなよ!」って苦笑してたのがおもしろかったです。


出演者が帰った後、収録現場に一人の人物。

助手の声「監督、お疲れ様でした~!」に、手を振って応える。


なんと、この人が監督だったなんて!

観客からも「あぁぁぁ!」と感嘆の声が上がっていました。


俺は、「坂上忍さんが監督なんだろうな」と思っていましたが、見事に予想が外れました。


いやぁ、おもしろかったです。

キャラの濃い役者さん達、野々村さんの迫力ある演技、意外な結末。

観た後にスッキリさせてくれる展開って大事ですよね。


また、この方々の他の公演があったら観に行きたいです♪


※実は、今ちょうどやってるっぽいですが…


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