24年7月17日
大山田川商店会競馬サークル【外伝】〜思い出の中京記念〜

水曜日、場末の純喫茶エンゼル
〜♪
「いらっしゃ〜い(^^)
先週はボチボチだったようですね

ですよね、だたタイゾーが2つとも当てたのが気に入らない(笑)

え?永遠のライバル?
いや、向こうが勝手に言ってるだけで、私はなんとも…
…って、なにニヤニヤしてるんですか?

小学校…いや幼稚園から(笑)
ま、腐れ縁ですよ

今週は中京記念ですか…小倉でやるんですね
しかも2000mじゃなくて1800mですかぁ…
そうですねぇ…ローゼンクロイツ…ってわかります?

うっすらですかぁ…ですよねぇ

え?ローゼンカバリーですか?
あ〜、そっちはバッタもん…パチモンですね

いや、薔薇一族じゃないってことですよ
そう…薔薇一族…

※説明しよう…
薔薇一族とはフランスから輸入された繁殖牝馬ローザネイから続く一族のことである
ローザネイの代表産駒が
ロサード(牡)、ヴィータローザ(牡)、ロゼカラー(牝)
このロゼカラーがローゼンクロイツの母である

ローゼンクロイツの姉がオークス、秋華賞、エリザベス女王杯とG1連続2着のなんとも惜しいローズバド
ローズバドの子供にジャパンカップを勝ったローズキングダムがいる
2022年の秋華賞馬スタニングローズはローズバドの孫にあたる

マスターが"パチモン"と言ったのはローザネイの一族ではないという意味で
ローゼンカバリーの名を揶揄するものではない
彼はG2を4勝した立派な実績馬である…

…ということですね(^_^;)

ローゼンクロイツは輸送が苦手だったらしくて
関東圏では全く実力を出せなかったんですよ
5戦目の毎日杯(G3)を勝った段階で
3勝2着2回…パーフェクト連対で皐月賞に臨みましたが
9着と惨敗
続くダービーも8着…ま、ディープインパクト世代なんで
勝ち負けは無理にしても負けすぎですよね…

秋は神戸新聞杯(G2)3着、菊花賞(G1)3着と
輸送がないと良いところまで行くんですよ

そうです、神戸新聞杯も勝ったのはディープインパクトでした
結果的に4戦連続でディープインパクトと走ったわけですよ

2006年、年明けの第1戦が中京記念…この時は2着でした
2戦目は当時G2だった大阪杯で5着
3戦目は天皇賞春で8着…このあたりが壁だったんですかねぇ
ところが4戦目の金鯱賞で2着に食込むんですよ
中京記念と同じ中京競馬場芝2000mです

秋はまた勝ちきれないまま3戦して
翌2007年、昨年2着だった中京記念から始動で見事1着!
2年ぶりの勝利でした
次の金鯱賞も昨年の借りを返す1着で連勝しました

秋は天皇賞秋、ジャパンカップにチャレンジしましたが
二桁着順で惨敗…
レース後に剥離骨折が判明して休養に入りました

休養明けは実績のある中京芝2000mの
中京記念と金鯱賞がスケジュールに組まれましたが
中京記念は7着、そして…

ええ、そうです、金鯱賞は競走中止でした
前の年にやっちゃった所と同じ脚だったんですかね…
今回は相当ひどかったようで…
予後不良でした

すみません…なんか…しんみりしちゃいましたね(^_^;)

今年は薔薇一族の馬はいませんかね…
いない…ですか…

はい?エルトンバローズ
ん〜、イマイチですね(笑)」
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※netkeibaより

tarezo…(^。^)y-.。o○