こんばんわんこそば
本日、放送です。
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こちらのリンクからお聴きいただくことができます📻
~続き~
方言吹込み用台本が届きました。
この台本を基に、台詞を吹き込んでいくわけですが、
まず、台本を読み直します。
なるほど、この台詞はそのまま採用か。
そっか、ここはキープで現場で修正か。
とか、演出の林さんと打合せした箇所を色々とチェックしていくわけです。
さーて、固まったところで、台詞を吹き込んでいこうか。
通常、吹き込み作業は、スタジオで録ることが多いのですが、
今回は家、自宅です🏠
我が家に防音設備はございません。
ボイスレコーダーではなく、スマホで録音です。
外のノイズが気になります。
というわけで、家族が寝静まった真夜中てっぺん超えてから、
吹き込み作業開始です!
本作は、出演者の中、4名を方言に修正の依頼でした。
4名中の一人はオラが演じることとなる
”UターンしてNPOで働く大輔”
”大輔”については吹き込まなくても良いので、3名分。
さて、やりますか。
先ずは、誰からいこうか。
と、その前に、
イントネーション
現代の映画やドラマの方言指導で一番のポイントは
イントネーションだと思うのです。
台詞のイントネーションが不自然だったら違和感です。
違和感。
観ているお客様に違和感を感じさせないように。
いつも心掛けてるわけですが、
ラジオドラマですから、音だけですから、
よりセンシティブです。
今回、最初に確認させてもらったことは、
演者の方々の出身地や在住についてでした。
本作の方言が必要な演者は、
三陸海岸出身だったり在住だったりの役者さんがキャスティングされているということでした。
おっ!
これは、ポテンシャルが高いのではと判断しました。
よって、今までより難易度の高いことにチャレンジさせていただきました。
そして、吹き込む台詞には、なるべく感情は入れずに淡々としゃべるようにします。
これでひとまず方言指導の仕事は一区切りついた。
さーて、次は役者の作業に入るか。
と、”大輔”役について深堀していくのでした。
~次回に続く?~
【あらすじ】
2021年9月。三京テレビ入社5年目の山道桜(28)は、番組撮影のため、そしてある約束を胸に東京から岩手沿岸の街に向かっている。この街には“あの日、丘の上の干物屋に逃げて多くの住民が助かった”という出来事があり、それを取り上げた9年前のドキュメンタリー番組『奇跡の干物屋』で、一気に全国に名が知れ渡った。実は桜はその年、高校最後の夏休みに一度だけボランティアとして街を訪れていた。そこで地元の高校生の樹里と仲良くなったが、彼女は干物屋の看板娘で――。
東日本大震災から10年半。UターンしてNPOで働く大輔、干物屋の店主シズ、干物屋の“お茶っこ”常連の美智子、福島から被災地を巡っている映像作家の守。あの日から今を生きる私たちの話。
【出演者】 福田麻由子
嵯峨瞳 六華亭遊花 たれやなぎ 武長慧介 橋浦あやの 手嶌真吾
【作・音楽】 額田大志
【スタッフ】
制作統括:三浦大、技術:野田麻奈美、音響効果:三谷直樹
演出:林沙羅 (盛岡局制作)
アメリカ同時多発テロ事件から20年、
東日本大震災から10年半の夜、
ラジオドラマに耳を傾けてみませんか。
たれやなぎ☆三陸イルミネーション