2021年03月23日(火)
『如懿伝』の初回を見たとき、こんなことを思いました。
『ヒロインの青桜(如懿)は顔が個性的過ぎて、声が低くてドスが効いている。 並みいる美人女優の中、なぜ周迅(zhōu xùn)がヒロインに選ばれたのか、これから分かっていくのが楽しみ。 ドスが効いた低い声は中年以降、嵌まってくるのかな。』
23話を見て、周迅(zhōu xùn)の低く、落ち着いた声が良いな~としみじみ思いました。
そして、皇上が如懿を好きになった理由も、よ~く分かりました。
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冷宮に送られても、食事に細工されたり、毒蛇に襲われたり、如懿は命を狙われ続けている。
その度に如懿と侍女の惢心を救っているのは、“さる方”から特命を受けた待衛の凌雲徹(íng yún chè)。
命の恩人の凌雲徹には如懿も絶大な信頼と感謝の念を持っている。
ある夜、同郷の恋人から別れを言い渡された凌雲徹は、冷宮も門前で酒をあおっていた。
冷宮の門の隙間から「凌雲徹(íng yún chè)!」と酔っている凌雲徹を呼び寄せる如懿。
凌雲徹は「貧乏で出自が卑しいから、冷宮の門番くらいにしかなれないし、皆から見下される。」と愚痴りまくる。
女から振られたのも自分の境遇のせいだと。
如懿: 苦楽を共にした相手との不本意な別れなら、悲しむ価値はある。
でも、家柄や将来を見限って去っていったなら、そんな下心のある娘とは別れて良かったのよ。
凌雲徹:: そういう残酷な言葉は、女でなきゃ言えないな。
如懿: これが残酷な言葉なのか、ありがたい忠告なのか、それさえ分からないなら酔いがさめてから考えて。
如懿、良いわ~。
悟っていて、ゆるぎない信念がある。
何事にも慎重で、控えめにやっていたのに、それでも皇帝の寵愛を受けていれば、妬みを買って、冷宮送りになってしまうのね・・・。