2019年05月19日(金) 晴
網代: 最高気温 22.9℃ / 最低気温 16.8℃
日帰り温泉は昭和レトロのかほり、福島屋旅館に行こうと決めておりました。
今回の旅はコスパにも拘っているので、入浴料400円というのもそこはかとなく魅力的ですし。
13:45
cafe kinowaから福島屋旅館への道筋はちゃんとチェックしてないけど、糸川沿いを行けばきっとOKじゃない?てな感じで、ジョナサン熱海店の駐車場入り口横の坂を下る。
13:49
スマホを見るのも面倒なので、とにかく糸川に沿って坂を下って行く。
13:51
気分で糸川からちょっと逸れて左に曲がったところ「湯前(ゆぜん)神社」にぶちあたりました。
創建時期は749年とされ、平安時代より一般庶民・入浴者のみならず、公家、将軍家、大名などにも“湯治の神”と篤く崇敬されてきた神社だそうですが、鳥居の前で一礼してお参り終了。
13:53
湯前神社からちょっと歩くと岩山の前で中国人観光客とおぼしき男性が3~4人カメラを構えていたので、「なんだろ?」と思ってのぞくと間歇泉らしい。
世界3大間歇泉の一つ「大湯間歇泉」ということですが、間歇泉ってかなり待たないと噴出しないよね?と思っていたら1~2分後には蒸気とともに熱い温泉が流れてきました。
「これはラッキー!」と思ったけど、説明が記された碑を見たら4分ごとに3分間噴出しているというから、さほどラッキーでもないよね。
大正13年以降はまったく噴出しなくなっていたけど、昭和37年に復活工事に成功したそうです。
因みに世界3大間歇泉は、熱海の大湯間歇泉、米国イエロストーン公園内のオールドフェイスフル、アイスランドのグレート・カイザーだそうです。
別府にも間歇泉があったけど、そこは何大なんだろ?
14:02
その後、細~い坂をくだったら「福島屋旅館」の看板があって、ちょっと吃驚。
こんなところにあったのね。(って全然、地図は頭の中に入ってない。)
この錆び感、ひび割れ感、汚れ感が昭和レトロだね~。
玄関に入り、すぐ横の受付で入浴料400円を払い、キョロキョロしていたら、「鏡の横が浴室ですよ。」と言われた。
女湯の入口の扉がこりゃまた昭和レトロ。
姑 嫁 ゆ
ゆ 婦 娘
この配色とセンスが素敵。
女湯の中は勿論、写真は撮れませんがタイル張りのお風呂は風情があって昭和レトロに浸れました。
蛇口を捻ると水が出てきて、「えっ、混合栓じゃないの?」と戸惑った私は昭和生まれのくせに、昭和スピリッツを忘れてしまっています。
青色の大きなプラスチックの盥が用意されているので、そこに水とお湯をためて洗い湯として使うのが昭和レトロ風呂の流儀であることをまわりのご婦人方を観察して悟りました。
体を洗って、湯船につかり、いつのまにか平成、令和と時代が流れ、昭和はいっそう昔になったものだと感傷にも浸りました。
風呂からあがり脱衣所に戻ると、「もう上がったの?」と地元のご婦人に驚かれました。
まぁ、温泉に浸かるのが目的で、髪も洗ってませんからねぇ~。
ちょっと世間話をして、「熱海は坂が多くて大変ですね。」と言ったら、
「そうなのよ、それで膝を痛めちゃうのよ。 だから温泉に入るのよね。」とおっしゃってました。
14:34
温泉の滞在時間は30分ほどでしたが、温泉に入れて満足。
でも、熱海のお湯は入ればすぐにスベスベになるタイプではない感じかな。
この後、ビーチの方を散策します。
(つづく)