1/6(日) ロマンティックロシア | そんな感じ。 since March 28, 2005

そんな感じ。 since March 28, 2005

日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2019年01月06日(日) 曇

 

書き初めメーカーで書き初めしたよ。

今は書き初めもネットで済ませちゃうのね。

 

 

書き初めメーカーくん、なにゆえ私の書き初めは「一矢報いる」なの?

類語・・・焼け石に水

3kg太って、30g減らす努力とか?

 

今日、ドラマ「エカテリーナ」の録画を見終わりました。

1782年夏、ピョートル大帝像の除幕式で突然、終わっちゃった感じ。

それでも、気分はすっかりロシアなので、午後から「ロマンティックロシア展」を見にくことに。

 

15:30

 

渋谷は超久し振りで、景観が変わっていて戸惑う。

東急東横店のビルはすっかり解体されたんだ・・・。

銀座線の駅はどこ?

「Shibuya Stream」ていつできたの?

→ 2018年9月開業で、14階~35階はグーグルが入居しているらしい。

 

16時前に文化村 ザ・ミュージアムに到着。

 

 

入口の撮影スポットは、イワン・クラムスコイ 《忘れえぬ女(ひと)》 。

展示室で実物を見ました。

やっぱり印象的で、忘れえぬ作品でした。

 

 

最初は馬車の上から、人を見下すような傲慢な視線を投げかけているように見えたけど、瞳にたまった涙に気付いたら、いろいろ辛いこともあるんだろな~と、ますます気になる存在となりました。

 

ロシア絵画って、殆ど見たことがなかったけど、イワン・アイヴァゾフシキーの「嵐の海」を見たとき、あっ!と思いました。

4年前に大塚国際美術館で「第九の波濤」の陶板画を見たとき、「これは本物を見たいっ!」と思ったのですが、その画家さんの作品を見ることが出来て嬉しかったです。

 

20150912_1103第九の波濤1.JPG

→ 2015年09月12日(土) 第九の波濤  イワン・アイヴァゾフシキー (1850年)

 

ソ連時代の暗いイメージしかなかったけど、ロシアのロマン主義や写実主義の絵画はかなり気に入って、来て良かったと思える展覧会でした。

 

ロシアを代表する画家の作品も数多く展示されていました。

→ RUSSIA BEYOND ロシア美術を定義する10人の画家

 

【気に入った作品】

 

 

イワン・シーシキン 《正午、モスクワ郊外》 1869年 油彩・・・雲の描写が素晴らしいなぁ~と思いました。どんな巨匠よりもリアルで透明感のある雲が素敵。

 

イワン・シーシキン 《雨の樫林》 1891年 油彩・・・ロシアの風景でありながら、長谷川等伯の松林図屏風を思わせるような情緒がありました。

 

イワン・クラムスコイ 《月明かりの夜》 1880年・・・夜景の樹木の描写がハンパない。

 

で、一番気に入ったのはウラジミール・マコフスキーの《ジャム作り》1876年。

絵葉書を買おうと思ったのに、この作品の絵葉書はなかった・

 

 

週末を郊外のダーチャ(庭園付き別荘)で過ごす老夫婦。

ダーチャは1700年代にピョートル大帝が庭園付き別荘を家臣の貴族たちに下賜したのが始まりで、その後、1960年代にフルシチョフ政権が第二次世界大戦後の食糧不足の対策として、一家族に最低600ソートック(平米)の土地を与えるよう法制化して、ダーチャが大衆化したとか。

この絵が描かれた1876年といえば、日本では明治10年か・・・。

まだ、ダーチャが大衆化する80年以上前だから、この老夫婦はそこそこ豊かな階層だったのかな。

そういえば、お爺さんの身なりもちゃんとしてる。

降り注ぐ陽光とラズベリー(かな?)を煮る二人に幸福な時間が流れているのを感じました。

 

 

ロマンティックロシア展を見た後、ロシアな感じのデザートが頂きたかったけど、渋谷はどうも落ち着かないので、地元のドトールでお茶。

熊本県産和栗のモンブランのケーキセット(640円)。

 

 

土台はスポンジではなくてダグワースなんですね。

美味しかったです。