2018年09月07日(金) 晴
カフェすいれんでケーキセットをいただいてエネルギーチャージして常設展へ。
常設展の入口を入ってすぐの展示場はル・コルビュジエにより「19世紀ホール」と名づけられていたことを今日、初めて知った。
西洋美術館には高校生の頃から来ているけど、彫刻にあまり興味のなかった私は、この19世紀ホールの展示はスルーして、いつもいきなりスロープを上がっていた。
だから、このホールにもロダンの彫刻が並んでいることをまったく知らなかった。
それにしても、こんなポーズで「瞑想」ができるものだろうか・・・。
片足に重心をかけ反対側の手に動きをつける古代ギリシャの典型的なポーズ、コントラポスト。
体のひねりを強調し、筋肉表現を際立たせるミケランジェロ以降のマニエリスム。
彫刻初心者の私には分かり易いポーズだけど、この格好での瞑想はどう考えてもムリだろ・・・。
(相変わらず静岡県立美術館で見た「蝶」と同じような単純な鑑賞眼しかない私・・・。)
こちらのヨハネはラクダの毛皮を纏ってないのね。
それは良いとして、ヨハネは英語で「Saint John」なのね。
こういった英語表記が分かってないと、外国の美術館に行っても何が何やら分からんわね。
ホールに展示されている「考える人」は屋外の像より小ぶりかしら。
ホールの三角形のトップライト。
このアングルで見ると、「考える人」の手足がほっそり感じられる。
本館の模型があったのですが、その場で見ている時はどこが正面か分からなかったのですよ~。
「こっち側、裏側が正面?」なんて感じで、「トップライトの三角形の方向からいうと、こっち側が正面?」なんて思ったりして。
家に帰って、写真を見ていて、漸くわかりました。
写真に向かって右側が正面ですわ。
私って、かなりトロいかも。
写真に赤い文字で名称を入れてみました。
特別展は、1997年にオープンした本館前庭の地下に造られた企画展示室で行われています。
新館は 開館20周年の1979年に開館し、設計者は前川國男で、緑釉タイルを貼った外観が特色。
模型でもトップライトからの採光が19世紀ホールにかかっているのが分かりますね。
吹き抜け空間が2階や中3階と様々なところでつながっています。
建物を支える柱は、姫小松という木の型枠にコンクリートを流し込んで作られたので、木目が浮き出ています。