2014年05月23日(金)
今週火曜日(5月20日)、『宮廷の泪 山河の恋』が最終回を迎えました。
ホンタイジが宸妃(海蘭珠)をものすご~く寵愛していたのでは事実みたいだけど、
史実と史実の間をイマジネーションで紡ぎあげて、かなり面白いドラマに仕上がっていました。
脚本が上手いな~と思いました。
特にホンタイジのキャラ設定が。
やたら気が変わり易く、嫉妬深く、自分をadmierしない者は容赦なく切り捨てる。
柵封国の使者を殺害した嫌疑をかけられた玉儿を、自分より勇猛果敢で民衆の支持も高いドルゴンを庇っているからと死罪を言い渡すホンタイジ。
玉儿の処刑が執行される日、雪を踏みしめる玉儿の靴がアップされた映像には、わなわなしたわ。
(((( ;°Д°))))
こんな差し迫った状況にもかかわらず、「また大ハーン(=ホンタイジ)の気が変わるかもしれないし、処刑して大丈夫なの?」なんて大福晋は忠臣の鰲拜(アオバイ)に言ってるし。
鰲拜(アオバイ)まで、「大ハーンを呼んで参ります。」なんて、どんだけ気まぐれぶりが認知されまくってんのよ(笑)。
国政の決断まで、嫉妬ときまぐれでしていたキライがあるんだから、たまったもんじゃないわよね。
でも、ドラマだし、ホンタイジ役の劉愷威(ハウィック・ラウ)の美貌で視聴者をまるめこんでいたような(笑)。
それにしても、愛する海蘭珠を失った後の、ハウィック・ラウの怒りと狂気の演技は、素晴らしかったわ。
ハウィック・ラウは立派な役者です!(←すっかりニッキーからハウィックに転向してないか、自分!?)
皇后に「そなたを愛せなかったのは、そなたは朕の鏡だったからだ。」と言い残して、この世を去ったホンタイジ。
汚いことは、み~んな皇后にやってもらってたもんね。
自分のどす黒い嫉妬心や猜疑心から目を背けていても、皇后の存在が、それらを忘れさせてくれかった。
ホンタイジの死後、息子のフリンが皇位についたが、その後、愛妃を失ったショックで皇位を捨て出家してしまう。
フリンの母、玉儿は、「嘘を言えば夫には愛されず、息子にはあざむかれる。」という、
ヌルハチはホンタイジを後継者に使命していたと虚偽の証言をしたときの、
宣誓の言葉を思い出す・・・という超皮肉な末路を迎えて、The End。
《山河恋·美人无泪》の英文名は、『Beauty without tears』らしいですが、“美人”ってどういう意味なんだろ?
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→ 山河恋·美人无泪 Baidu
《山河恋·美人无泪》无泪之殇是于正继《美人心计》、《美人天下》后的第三部美人的收官之作,以孝庄文皇后的一生为线索,讲述了从皇太极征战天下到其孙康熙继位的那段清初历史。
其中有皇太极与海兰珠之间的倾城之恋,也有多尔衮与大玉儿之间的隐忍之恋,争斗的后宫,纠结的恋情,加上波澜壮阔的战争,尽在《美人无泪》。
本剧由袁姗姗、刘恺威、张檬、韩栋、蔡少芬领衔主演,于2012年12月17日在江苏卫视全国首播。
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