列車は運行していた | そんな感じ。 since March 28, 2005

そんな感じ。 since March 28, 2005

日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2011年02月15日(火) 晴れ


昨晩から降り始めた雪は深夜には氷雨に変わっていた。

とはいえ今朝はびちゃびちゃの雪が道路を覆っている。

電車が遅れているだろうと早めに家を出たけど、駅に着いたら正常ダイヤで運行していた。

これだけ雪が積もっても定刻に電車を走らせているなんて、やっぱり日本って凄い。


そして、BBCが広島と長崎で二重被爆した方を笑いの種にして、

日本大使館が抗議したというニュースを思い出した。


→ 2011.1.21 産経ニュース

英BBC、二重被爆者を「世界一運が悪い男」と笑いの種に 日本大使館が抗議


英BBCテレビのクイズ番組で昨年12月、広島と長崎で二重に被爆し昨年93歳で死去した長崎市の山口彊(つとむ)さんを「世界一運が悪い男」などとジョーク交じりに紹介したことに対し、在英日本大使館がBBCと番組制作会社に書面で抗議していたことが20日、分かった。大使館と関係者が共同通信に明らかにした。

you tubeに件のBBCの映像が日本語字幕付でアップされています。

(画像をクリックするとyou tubeに飛びます。)

            ↓
そんな感じ。    since March 28, 2005-20110215_BBC.jpg


映像を見ると二重被爆した方を笑いの対象としたというより、

すぐに運休する英国鉄道を皮肉った自虐ネタという感じがしたけど、

それでも最後の部分の"the right kind of bomb has landed on 4:30~"

のアナウンスの物真似はかなり不快だ。


でも、「何より驚きなのは、原爆が落ちた次の日に、列車が運行してたってこと」

という発言には、確かに!と共感してしまった。


そこで、調べてみたら、広島では原爆投下の3日後には列車が運行していたらしい。

それが故にBBSで話題になった山口さんは出張で来ていた広島で被爆し、

列車に乗って戻った長崎でも被爆するという悲劇に合われたのだけど。


そして長崎では、なんと原爆投下の3時間後に列車が運行していたというのだ!


『国鉄の救援列車(市内被爆のため長与駅で抑止されていた下り旅客列車を転用したもの)
が、原爆投下から僅か3時間後で炎がまだ燃え盛る爆心地近くまで接近し、

多数の負傷者を乗せて沿線の病院などへ搬送した。』  ― wiki 長崎への原子爆弾投下 より


これを読んだ時、涙が出ましたよ。

鉄道マンの使命感と志に敬服しました。

あのBBC番組内のおふざけアナウンス"nuclear areaに進入"というのは奇しくも事実だったのだ・・・。


あんまり面白くない英国人コメディアン(?)もこの事実を知っていたら、

こんなつまらないおふざけ発言はしなかったと思うけど、

彼らのおかげで私はこの事実を知りました。