前回の続き。
ミーソン遺跡を訪れたその夜は
ちょうどホイアンのランタン祭りが催される日でした。
毎月旧暦の14日、ほぼ満月の夜に旧市街の電灯が一斉に消され
ランタンの明かりだけであたりを照らす幻想的なお祭りです
中でもひときわ賑わうのがトゥボン川に面したバクダン通り。
満月の夜に川に浮かぶ小舟から灯籠を流すと願いが叶うと言われ
路上ではあちこちに灯籠売りの姿が見られます。
川辺では舟に乗る人の長い列ができています。
普段は客引きに必死の船頭さんたちもこの日ばかりはフル稼働。
川に映るランタンの明かりもいつもより多くてとってもきれい
いつもより少し暗めの旧市街にランタンがより一層輝いて見えます。
もう幻想的というより他に言葉がありません。
川沿いのカフェでビールを飲む人の姿もなんだか映画の一場面のよう。
電灯を消す、といっても停電のように真っ暗なわけではなく
ランタンの形をしていればOKというゆるい感じでした
満月とともにトゥボン川はびっくりするほど水位が高くなっています。
川辺には堤防も何もないので歩道に川の水が溢れ出して
舟から流した灯籠が陸に打ち上げられてるという事態に
川に近い場所ではちょっとした洪水状態。
道路が完全に小さな池になってしまっています。
月の引力ってすごいんですね～
喧騒を避けてもう少し川から離れた通りへ。
こちらは静かにランタンの明かりを楽しむ時間が流れています。
ブルーのランタンがムーディーな大人の雰囲気を漂わせる…
蝋燭の灯りで将棋を楽しむおじさん二人。
あまりにも絵になってるので役者さんかと思ってしまうわ
暗い通りでひときわ輝くランタンのお店。
赤いランタンだけでまとめたこだわりが光るショップ。
渋い佇まいのお茶専門店はランタンも個性的。
お土産物屋さんもこんなにシックな印象に。
店頭でギター演奏をする店がありました。
普段の日よりさらに多くの観光客で満員御礼の日本橋も…
水面に写った姿はこんなに優雅で夢のようです。
金魚のランタン
かわいい。
チャンフー通りのガーデンレストラン〈Hai Cafe〉に入りました。
古い壁に囲まれた中庭の大きな木を中心にテーブルが並びます。
レモンジュースとココナッツコーヒーを注文。
ココナッツのシャリシャリ感がいい感じ。
バインセオの盛り付けがとってもおしゃれです。
右の筒状のものはお上品なライスペーパー。
やっぱり頼んでしまうフォーボー
夜になると肌寒いので温かい汁物は欠かせません。
ごちそうさま
ホイアンでの最後の晩ごはんです。
スタッフがにこやかに手を振って見送ってくれました。
観光客の数もMAXになるランタン祭りの夜
川の対岸ではナイトマーケットが遅くまで盛り上がり
パリピがドンチャカドンチャカ
それもまた世界遺産ホイアンのもう一つの顔なのです。
次回に続く…
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