上中下で書こうと思いましたがあまり時間掛けると忘れちゃいそうなので、上下で終わりです。
さてさて、音ゲーマーさん、りくパパさんとお別れして、自分の席に着き、LOUDNESSの登場を待ちます。
待ちます。
待ちます。
眠いw
周りを見渡すと、意外と女の子? 結構若い女性が一人できてたり、いかにもLOUDNESSファンです!!という40代前後の方、もうギターやってますっていうバンドマン風の出で立ちの方、はたまた60歳ちかいであろうお母さんまでetc... 幅広いなぁ。
で、暗転後 ブルーのREDを点灯させたKILLERのブルーフレイムでタッカン登場!! 同時に重~~いリズムでスタート。 この時点でお客さんは総立ち!!
とりあえずメンバーの名前を一通り叫んでおきましたw
音量は席が後ろのせいかLOUDNESSにしては少し小さめだったような気がします。(まぁ十分でかいですが)
前半4曲
1.Fire of Spirit
2.HELLRIDER
3.Soldier of Fortune
4.METAL MAD
3曲目にソルジャーが来たときにはかなりテンションがあがりました!! おおっ~ ここでくるかぁ♪
残念ながらソロは再結成後なので、ハイライトの両手タッピングは無し。 まぁしょうがない 涙 曲の冒頭でステージ上に樋口氏のドラムセットが登場したこともあり、会場のボルテージも最高潮でしたね。
続くMETALMADでニイちゃん(Vo)の誘導でお客さん全員で、サビの部分で手を振るアクションはなかなか良かったです。会場が一帯になってましたね。 曲も再結成後ではベストな曲だと思ってましたし、実際今日一番のまとまった最高の演奏だったような気がしました。
中盤6曲
5.Can't find my way
6.Exultation
7.Crazy Samurai
8.Enter the Dragon
9.Braking the Taboo
10.The Battle ship MUSASHI
ここからはちょっと個人的な意見です。 気を悪くされる方もいらっしゃると思いますが、自分みたいな人も恐らく多いと思いますのであえて書きたいと思います。
今回のライブ、おそらく2階席からみてた方ならなんとなく雰囲気で感じていたと思うのですが、前半の1.2曲目と中盤の6曲 それと前半の3.4曲目と後半の曲では、明らかにお客さんのノリも、曲の雰囲気も、違っていたんですよね... 現状LOUDNESSのファンの方は、いろんなファンのコミュニティ、各種掲示板からも分かるように80年代~90年代に活躍していた頃のファンの方が大半です。 自分自身ももれなくそうなります。 LOUDNESSが好きだ、と公言している自分も再結成後のアルバムはほとんど聴いておりません。
こういう偏った聴き方は本当のファンではないのかもしれませんが、いまのタッカンが作る曲を素直にカッコいいと受け入れられないのは事実なのでしょうがないのです...
という感じで、要は中盤6曲は、かなり客席も落ち着いてて、なんとなく体を動かして、終わったら拍手...というなんとなくメタルバンドのライブには相応しくないノリが続いておりました。 ちなみに僕の前にいた女の子は、この中盤の曲でギターソロになると必ず繰り出される、今のタッカンの十八番のスライド奏法が出るたび首を振って、
『あーまたかよ...』ってジェスチャーをしてました。 まぁ同意w。
せめてもの救いは、ステージ後方に設置されたスクリーンに映し出される亡き樋口氏の映像。 それに負けじと懸命に叩くサポートドラムのアンパン氏。 彼の今回の立場を考えれば、一曲一曲相当なプレッシャーを感じたプレイだったと思います。本当にお疲れ様でした。
そして後半はバラードの
11.Never change your mind
タッカンいわく、この時、昔のことを思い出してかなりホロッときたとブログで心情を書いてました。80年代の曲ということでここでようやくお客さんも復活。 ニイちゃんの十八番ナンバーですから、Voも文句なし。ギターソロも忠実に弾いてくれてましたね。 しんみりと良かったです。
で次!!!
12.CRAZY DOCTOR
13.In the Mirror
14.CRAZY NIGHT
この三曲は本当にしびれました。 正直今までの中盤のダラッとしたものが一気に吹き飛びましたw もうどうでもいいと。 ほぼ全員での大合唱。 会場全体が揺れるような盛り上がりでこの三曲だけでもとは取れたなという感じです。
この盛り上がり、大合唱がタッカンの心を動かして、原点回帰してくれれば最高なんですがね...
アンコール
15.So Lonely
16.The End of Earth
17.Stay Wild
18.S.D.I
SE 天国への階段
以外だったSO LONELYは樋口氏の音源に合わせて三人が演奏するという、感動的な演出もあり、後半は本当に充実してました。 やっぱり凄いバンドだと再確認。
最後に樋口氏のお父様がステージに立って、メンバーとともに何度も何度も観客に頭をさげてるのもまた 涙。 メンバーは全員泣いてましたね...
中盤のもりさがりを考慮しても結果的には非常に良いライブだったと思います。 遠くから徹夜をしてまでいって本当に良かったと。
最後にメンバー個々の感想。
まずはサポートドラムの
★アンパンさん★
非常にパワフルでタイト。ツーバスの使い方もあまりしつこくなくひぐっつあんとは比べられませんが、今のラウドネスにはあってるんじゃないかと思いました。 ただ、IN THE MIRRORとかのあの手のひぐっつあん十八番のリズムパターンではちょっと違和感があったかなと思います。 名曲オンパレードの後半でオリジナルと違うフィルが入ると、結構ハッとするくらいカッコいいところもあったので、これからどうなるか分からないのですがちょっと期待してます。
ひぐっつあんへの敬意がひしひしと感じられ、体に似合わずとても謙虚な感じで好感が持てました。
★ニイちゃん★
やっぱりこの人は凄いVoだと改めて感じました。 全盛期の張りのあるハイトーンにかなり近づいてますし客の乗せ方、パフォーマンスも最高でしたね~
ニイちゃんより上手いVoは日本でも一杯いると思いますが、色々トータルして考えた場合、やっぱり日本でラウドネスのVoができるのはこの人一人なのかもしれません。 海外へいくなら尚更。 頼むからタッカン首にしないでぇ
★マー君★
マー君も相変わらず太い音で安定したプレイでした。終始サポートのドラムの方を気遣ってました。 ピック弾きでどんなに速いフレーズでもしっかりタッカンに着いていく余裕のプレイ。
樋口氏が亡くなった今、彼が若いドラムを引っ張ってラウドネスのリズムを作っていくでしょうね。
★タッカン★
タッカンの音はデカイw とにかくギターの音が大きすぎてちょっとバランスが悪かったですかね... と思ったらIN THE MIRRORでは突然小さくなったりと... 歪みが強すぎて単音のフレーズが聞き取りにくく、せっかくのソロもやや消化不良でした。
ただテクニック的にはさらに進化してる感じがします。右手のピッキングも当時より数段スムーズですし、いま昔のフレーズをキチッと弾いたら当時より間違いなく良いプレイができると思います。
あとは本人の気持ちなんでしょうね... よくも悪くも LOUDNESS=高崎晃 ですから。 ファンの多くが求めてる音と、本人の向かうベクトルがあまりにも違いすぎて...
最後のメッセージでもう一度世界を目指す と力強く宣言している以上、今のCDの売り上げや、ファンの反応も考慮していかないと、夢物語で終わる可能性は非常に高いと思います。 3年前の再結成後のアメリカツアーで、一番盛り上がったのが CRAZY NIGHTS と LET IT GO だったということを考えれば、昔のファンを置いてけぼりにして新しいLOUDNESSを聴け!! だけでは上手く行かないんじゃないかと思います。
バンドとしてのテクニックも知名度も十分備わっているだけに、まだまだ若手なんかには負けないっていうところをもっともっと見せてほしいと思います。
なんか半分愚痴になってしまっているのがあれなんですが、 ライブは最高でした!!!!
眠いw