京都の華厳寺です。鈴虫寺と言ったほうが通りがいいと思います。一年中、お堂で鈴虫を飼っており、願い事を一つだけ叶えてくださるという幸福地蔵さんがいらっしゃるため、特に若い女性に人気のお寺です。

 

○華厳寺(鈴虫寺)

・宗派:臨済宗

・御本尊:大日如来

・住所:京都市西京区松室地家町31

 

苔寺からほど近いためセットで参拝される方も多いと思いますが、ともかくものすごい人の数なのと、あらかじめ調べた以上に、ご住職の話が面白いのが印象的でした。

 

寺号標と参道

この時はたまたまのタイミングで人があまりいませんでしたが、ちょうど参拝者が入山した後だっただけで、約30分、山門前で待ちました。

200人程度の参拝者を数十分セットでお堂に入れるというオペレーションになります。

 

順番が来て、受付で500円/人をお支払いしてお堂に入ります。6000匹の鈴虫、机と座布団と冷茶と和菓子、何よりも冷房が待ってくれていました。

 

ご住職さまが登場。ネットの情報でなんとなく把握していましたが、面白さは想像以上でした。落語家のような、よどみのないお話っぷり。何度も何度もお話しされているから慣れていらっしゃるのかもしれませんが、それにしてもお上手です。参拝客を弄ってみたり、話に落ちが用意されていたりと、30分飽きさせません。

 

・冷房は鈴虫のためにかけている。あなたがたはその残りで涼んでいるだけ(笑)

 

・最近の子供たちは無表情。おばちゃんたちのほうがよほど顔に生気がある。人が寄り付かないような表情をしているのは、自分から縁を切っているようなもの

 

・連休や土日などはこの寺は激混みする。石段の下はおろかその手前の川を越えて、バス停の方まで行列になり、2時間〜3時間もお待ちいただくことになる。私も残業になるので、混んでいる時はこの寺に来ないでほしい(笑)

 

・お菓子に黒いものが混ざっているが、これは死んだ鈴虫の粉末です。いや嘘です。紫蘇を刻んで混ぜてあるだけなので、安心して召し上がってください


・この寺は若い女性が多くいらっしゃる。「嵐の誰それくんとお付き合いしたいです」って、できるわけがない。身の程、自分に相応しい相手というところがとても重要

 

・人のためにするというのは本当に自らが欲して行っていることにならない。人が見ていようが見ていまいが、他人の目を気にせずに、自分がやりたいからやるという心持ちにならないといけない

 

・せっかく寺に来たのだから、本尊を拝んで、できればお寺の坊さんと話をしてください。観光客になってはいけない。参拝者になってください

 

というような感じでした。

 

そして、この寺に来られた方々のおそらく大半が購入するのは幸福地蔵のお守り。黄色いお守りですが、山門前にいらっしゃる草鞋を履いたお地蔵さまに「氏名」「住所」「願い事ひとつ」をお守りを持ちながらお願いすると、願い事が叶うそうです。そして、願い事が叶ったら、お礼参りをすること、お礼参りをしたら、次の願い事ができるようになるという、そんな感じになっています。

 

なお、住所をお地蔵さんにお伝えするのは、お地蔵さんが自宅に来て願い事を叶えてくださるそうだからです。だから草鞋を履いていらっしゃるとのこと。

 

本堂

 

 

 

 

白龍大明神

 

幸福地蔵

 

いただいた御朱印

「妙音大士」

 

かっこいい文字だと思いました。