◇高霞(たかおおかみ)神社
現在は摂社という地位に
甘んじているが、
もともとは
全国に何千とあるであろう
水神を祀る神社の
総本社とのこと。
☆祈雨神祭
(きうしんさい)について
大和神社の摂社である御祭神は
雨師大神即ち水神様で
崇神天皇のとき
淳名城入姫命
(ぬなきいりひめ)をして
穂積長柄岬
(現新泉星山)に創祀される。
古来六月一日、
十年に一度の大祭には、
和歌山・吉野・宇陀そのほか
近在邑々(むらむら)から
千人余りも参拝者の列が
続いたとある。
<毎年4月1日、ちゃんちゃん祭り(大和神社)>
先頭に丹生川上神社中・下社が
金御幣を持ち後尾は
末社の狭井神社が勤めた。
茅原上の道を経て、箸墓裾で休憩、
大倭柳本邑に入り、長岡岬、
太市坐皇女
淳名城入姫命(ぬなきいりひめ)
斎持御前の井戸で祓い清める。
神職は輿と共に神橋を渡り、
大和神社に入る。
一般の人達は宿から一番鶏が鳴くと
倭市磯(いちし)池に体を清め
笠縫邑から神社へ向う。
社は古代伊勢神宮と同じ建築様式で
江戸時代の建立になる。
昭和二十五年の台風により
被害を受け半壊する。
地元に愛された水神様ですね。
これからも恵みの雨を齎されます様、
祓い、鎮魂を
行なわせて頂きました。