イヤシロチ化ツールの核となり、
物質的な調整役を担う「炭」。
前回は「黒炭」を
ご紹介しましたので、
今回は「白炭」」のお話です。
<あっ!本当に白いですね。>
「『白炭』は、
窯の中で
原木がほぼ炭化した段階で、
もう一度空気を入れて
炭を赤熱させ、
窯の温度が
1000°Cを超えるまで
上げながらガスを抜ききり、
黄金の灼熱状態の炭を
窯の外に出します。」
<窯の温度が1000°Cを超えるまでですか・・・。>
これは「黒炭」のときと
違って、
手間がかかりますね。
「炭の硬さと
窯の中の温度は
ほぼ比例するので、
この方法で
窯出しすることで、
叩くと
金属音がするほどの
硬い炭が、
原木の棒の状態のまま
焼き上がるのです。」
<叩くと金属音がするほどの硬い炭が、原木の棒の状態のまま
焼き上がるのです。>
まるで化石を見るような・・・。
白くなった炭ですね。
<ホンマ、化石(かせき)そっくりやワ~♪>
「この「白炭」は、
火の「持ち」がよく、
じわじわ、
いつまでも燃えるのが特長で・・・。」
つまり
火持ちが良い
というコトですね。
<二人のココロの火持ちはいかがなものでしょうか?>
「ガスがほぼ
完全に抜けているので、
煙も炎も上がらず・・・。」
焚火などで
煙が目に染みて
痛い思いをしたコトがありましたネ!
<なれない焚火で、煙が目に染みたりします。>
それがナイのですネ!
「調理に使うと、
素材の味を
最大限に引き出すのです。」
<集うコトで、それぞれの個性も最大限に引き出されます。>