◆なぜ!ニューオリンズなのか?♪ | ザ・ブルーズ・ナイト♪~イソノミヤを求めて~

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”イソノミヤ”とは?ギリシャ・イオニア地方のかつての自由で平等な気風の無支配都市であり、伊勢神宮内宮(磯宮)の古い呼び名のことです。


<<伝説的なミュージシャンは>>




彼は有名なバイオリン奏者の父さん

に触発されて・・・。





「更にはジャズ・ギターリストの

叔父さんより

ピアノの手ほどきを受けて

ニューオリンズの音楽シーンに

導入されてゆきました。」






彼は、10歳になるまでには

シンガー&ピヤニストとして

彼はすでに演奏に携わっていたのです。






「そして

バンドリーダーのお誘いを受けて、

バンドに加入。」







と、同時に彼には"Fats"(太っちょ)の

ニックネームがつきました。




(同時に彼には"Fats"(太っちょ)の
ニックネームがつきました。)






「彼はレコードレーベルと契約して

相棒のDave Bartholomew

とコンビを組んで・・・。」





(「彼はレコードレーベルと契約して
相棒のDave Bartholomew
とコンビを組んで・・・。」)






1949年に"The Fat Man"

R&Bチャート2位の大ヒットを記録を

皮切りに、





「長年にわたって

R&Bヒット曲とトップ100のレコードを

濫造し続けたのでした。」







それから彼はレーベルの方針に

問題を持つようになり

新たなレーベルで再出発を試みるのですが、





「これと言うヒット曲に

恵まれずにいました。」






1970年代以降はもっぱら彼は

ニューオルリンズ周辺を

活動の拠点に


彼の妻ローズマリーと

8人の子供たちと一緒に

快適な暮らしを送っていたのでした。






「そこに2005年の

ハリケーン・カトリーナによる

襲来です。」




(「そこに2005年の
ハリケーン・カトリーナによる襲来です。」)





その結果、

伝説的なミュージシャンは

実質的に彼の財産の全てを

失ったと言われたのです。






「しかし、ここで彼は

再び自身と皆のために

立ち上がったのでした!」







カトリーナ以降の彼は、

まず、2006年には、


カトリーナの以前に

レコーディングしていた

新作「Alive & Kickin'」をリリース!





(新作「Alive & Kickin'」をリリース!)






「レコーディング・セールスの1部は

基金にして、


それによって、彼は困っている

地元のミュージシャンたちを

支援したのです。」








<<ファッツ・ドミノ・ファイナル!>>


今回ご紹介するアーティストは

引き続きファッツ・ドミノです。




(今回ご紹介するアーティストは
引き続きファッツ・ドミノです。)





実は、彼は、

同年に開催された

Jazz & Heritage Festivalの

パフォーマンス・スケジュールで

発表された

最初のアーティストだったのです。






「そうですよね。」


「これだけマスコミで報道されて

しかも他のミュージシャンたちを

支援し続けていたのですから・・・。」








そうですね。


ところが彼は当時、

予定されたパフォーマンスをするには

体調を崩しており、


観衆へステージ上での謝罪の挨拶を

提供できるだけだったそうです。





「そうですか」


「やはりカトリーナの襲来は

彼を心身ともに

疲労困憊(ひろうこんぱい)させて

しまったのでしょうネ!」






そうですね。

彼は2006年2月の

CBSニュース・インタビューで

こう語ったそうです。





「ハイ」




財団がつくられて、

そしてショーはドミノと

彼の家の修復のために計画されていた。


いつの日か彼はそこに戻ってくる。



”私はそれ(表札?)が

そこ(玄関?)に下がっているのが好きです。”







「 O H ! 」

「80歳に近い高齢の上に

心身ともに強烈なダメージを受けていても

彼は皆のヒーローで

あり続けていたのですね。」





そうですね。

そんな彼を周りの皆さんが

放っておくワケがありません。





「・・・と、言いますと?」






2007年1月12日の

Best of the Beat Awardsで彼は

Lifetime Achievement Award

(生涯の達成賞)を受賞。



(2007年1月12日のBest of the Beat Awardsで彼は
Lifetime Achievement Award(生涯の達成賞)を受賞。)






「 O H ! 」





ニューオリンズ市長は

”ニューオリンズのFats Domino Day”

と宣言して、

彼には署名された

宣言書をプレゼントされ、




そこには、

伝説的な製作者Cosimo Matassaや




(Fats Domino、Cosimo Matassa、Dave Bartholomew)





swamp popの伝説Warren Stormたちの



(swamp popの伝説Warren Storm)




オールスター音楽による

賛辞が続いたのでした。





「 O H!!」


「ちなみにその時彼は

いったい何をしていたのでしょうか?」






そのとき、

彼は演奏をしていなかった

そうなのですが・・・。




「ハイ」




彼の近くの人々が

エアー・ピアノを演奏していまして、


彼自身の歌に合わせて歌って

彼を(ステージまで)呼び戻したそうです。




(彼の近くの人々がエアー・ピアノを演奏していまして、
彼自身の歌に合わせて歌って
彼を(ステージまで)呼び戻したそうです。)






「ウ~ン!いいですね。」


「その熱気のあるノリの良さと

彼へのレスペクトが

ここまで伝わってくる様です!」






結果、彼は満員の会場で

パフォーマンスをして、


ニューオリンズのTipitinaで

2007年5月19日に

ステージに戻ってきたのでした。





「 O H ! 」





彼の支援に立ち上がったのは

友人たちとロックスターたちもです。




「OH!!」




2007年に、

Paul McCartney, Robert Plant、



(Paul McCartney)



(Robert Plant)




そしてElton Johnたちが


(Elton John)




初期のロックの開拓者である

彼の家の修理のための

資金を工面するために、


チャリティー・トリビュート・アルバム

Goin' Home: A Tribute to Fats Domino

をリリースしたのでした。



(チャリティー・トリビュート・アルバム
Goin' Home: A Tribute to Fats Domino
をリリースしたのでした。)





「OOOH!」

「これはメガトン級の

トリビュート・アルバム

ではないでしょうか!!」






そうですね。


更に彼はニューオリンズの

彼の故郷の町の周辺にある

幾つかの公の場に姿を現して、




「ハイ」




その彼のコンサートの1つは

2007年に放送された、

PBSドキュメンタリー

”Fats Domino:

Walkin' Back to New Orleans”

のために録画されたのでした。




(PBSドキュメンタリー
”Fats Domino: Walkin' Back to New Orleans”)






「 O H ! 」





これらの活動によって彼は、


はじめからもう一度

ファッツ・ドミノに

惚れ込んでもらうために、



そして、

その事をすべての新しい世代に

任せたのだと言われています。





「いいですね」


「彼が皆さんにもう一度

世間で知れ渡るコトで、


それは彼の家の再建もそうでしょうが、

彼の住処であるニューオリンズの皆さんも


高齢にも関わらず活動をしている

そんな彼の背中を観るコトで



大変に勇気づけられた

のではないでしょうか!」







そうですね。


そう言った活動の一貫として

彼はまたカラー・バリア(肌の色の壁)を

壊(こわ)す活動にも協力したそうです。





「と、言いますと?」





彼の曲をステージで

プレイするために、


彼はワザワザ、白人の地位(称号)を取得して

そして人種的に多様な観衆たちのために

プレイしたそうなのです。






「ウ~ン!」

「彼の音楽を通しての活動は、


彼の世界に対する

熱(あつ)い想(おも)いの

顕(あら)われでもあったのですね!」







そうですね。


ある時、

彼は彼の作詞作曲プロセスを

日常的なイベントから

インスピレーションを得る

と説明したそうです。





「ハイ」





そして彼は・・・。


”アナタは良いビートを

保たねばなりません。


私たちのプレイするリズムは

デキシーランドーニューオリンズからです。”



・・・と、こう締め括っています。






「 O H ! 」

「ようやく彼をそこまでに

突き動かすその理由!」


「何故それ程までに

ニューオリンズなのか?」



「それが今!」

分かった様な気がします!」






ホウ!





「彼の音楽の始まりが

ニューオリンズの音楽シーンにあり、


そして恐らく、

彼のココロは


いつもニューオリンズ

と共にあったカラなのでしょうネ!」








☆Fats Domino -
 I'm In Love Again (1988) ♪


☆Fats Domino - Coquette (1958) ♪
 
☆Fats Domino-A Reunion WWL-TV.mpg ♪

☆Happy 85th Birthday Fats Domino!
 "The Fat Man" 1949 ♪


☆Fats Domino, Elvis Presley,
 Johnny Hallyday, Celine Dion &
 Louis Armstrong in Blueberry Hill♪




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