映画の扉② | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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こんばんは(^^)
今日も空は冬の色ですが
体が冷えたりしてないですか?
寒いけど、桜の花は
ちゃんと咲く準備をしていて
桜の枝の先を見ると
まだ薄くだけど
ほんのり春の色になってます。
いい春になりますように(*^-^*)

今日は、一昨日の続きを(^^)
かなり長いので、体力のある時か
暇だな~!という時に
読んでもらえたら嬉しいです(*^-^*)

新人俳優賞をいただくと知って
信じられない気持ちのまま
何日かたったあと、
授賞式への招待状を頂きました。
前にブログに、授賞式は
シンデレラのお城のような感じと
書いたことがありますが、
いただいた招待状は
お城への招待状というよりも
学校の合格発表のあとにいただく
ガイダンスの書類のようでした。

注意点やスケジュールが書かれてたり
新人俳優賞の歴史も書かれていて
すごく読み応えがあるんです(^^)
嬉しかったのは、新人俳優賞は
第5回日本アカデミー賞から
つくられた賞なんですけど、
初代の受賞者の中に
「まれ」で御一緒した
田中裕子さんのお名前があったんです!
裕子さんには本当に
たくさんの心をいただいたし
守っていただいたから、
招待状のお名前を見ただけで
勇気づけられた気がしました(^^)

招待状を読んでから
衣裳のことを改めて考えて、
やっぱり白い衣裳を着たいと思って
スタイリストさんに願いを伝えました。
白い衣裳を選んだ理由は、
私は10歳の時に
「私を映画の世界に入れて下さい。」と言って
オーディションを受けましたが、
その最初の審査で着たのが
白いワンピースだったから。
これがその時のワンピース(^^)
そしてこの時の審査員だったかたが
今も私を担当して下さってます。









・・・目つき悪っ!笑
私は女の子らしい服がなかったので
姉の服を借りたんですけど、
姉は細いので
私が着るとパッツンパッツンで(^0^;)
それでも、この日はなぜか
白のワンピースを着たかったんですよね。

映画「orange -オレンジ- 」の
完成披露試写会から公開の時期が
ちょうどそのオーディションから
10年目だったので、
舞台挨拶などでも
白い衣裳を中心に着たんですけど、
その総仕上げ的な気持ちもあって
今回も白いミニドレスを選びました。

でも授賞式の日は寝不足で
座ってる間に自分がどんどん
むくんでいっちゃうのが分かって、
ドレスに対しても
応援して下さってる方々に対しても
ベストといえる状態ではなかったのが
申し訳ないし悔しいんですけど、
そういう姿も含めて
励ましていただいたことに
心から感謝してますm(_ _)m

写真は、
授賞式で私を包んでくれた衣裳(^^)
2枚撮ってもらったので
2枚とも載せちゃう。笑
















そしてペンダントヘッドは、
輪島塗のもの(^^)









輪島の朝市の中にある
坂本漆器店さんの
ペンダントヘッドです。
今回は小さめのものですが、
漆って小さくても存在感があるし
色や輝きが深いので、
ドレスアップするだけじゃなく
人とは違う何かをプラスしたい時、
凄く心強いアクセサリーになるんです。
結婚式の披露宴や卒業の謝恩会はもちろん
海外でつけても素敵だと思います。
私は年末ヨーロッパに行ったとき
輪島塗のイヤリングをつけてました(^^)
ぜひぜひぜひ!!!
試してみてくださいね(*^-^*)

ちなみに
紅白歌合戦の時と
エランドール賞の授賞式の時に
髪に挿した輪島塗のかんざしは、
「まれ」の
紺谷弥太郎のモデルであり
撮影でも本当にお世話になった
大崎漆器店さんのかんざしでした。









見てま!!!この深い輝き♪
裏も素敵です(^^)








漆の誇りに支えられてるようで
本当に素敵な御守りになりましたし、
着物にも洋服にも合う魅力は
漆ならではだなと思います(^^)

そしてこの写真は、
紅白歌合戦の審査員を
務めさせていただいた時
お父さん(大泉洋さん)と
撮ってもらったんですけど…










大役過ぎて、私が
「本当に私がここにいていいのかな…」と
ハラハラしてたら、
「大丈夫!」と言って
徹さんヘアにしてくださったんです。
もう、この髪型を見るだけで
凄く元気が出ました(*^-^*)

でも日本アカデミー賞の
授賞式での大泉洋さんは、
髪型も雰囲気も全部、
まん…っでかっこよかったわいね!!!

そして今回の髪飾りは…
映画「orange -オレンジ- 」で
翔が菜穂にプレゼントしてくれた
髪飾りをお借りしました(^^)
ヘアメイクさんには
菜穂ちゃんの浴衣の場面での髪型を
アレンジしていただいてます(*^-^*)









このヘアピンは映画でも
お祭の場面でつけましたけど、
翔が菜穂にプレゼントする場面は
残念ながらカットされたので、
出来たら授賞式では
どうしてもつけたいなと思って…
ダメもとでお願いしたら
お借りすることが出来ました。
嬉しかったな…(*^-^*)
特別につくられた貴重なピンで、
世界に2つしかないんです。
だから緊張しましたが、
願いを叶えてくださって
本当にありがとうございました…!!!
orangeの世界の皆も
喜んでくれてたらいいな(^^)

この姿で参加した授賞式。
着くまでの間に立ったまま寝る。笑
立って寝るのは動物な感じで
結構好きです(^^)









到着したら、ありがたいことに
ポスターにサインを
入れることが出来ました。
さりげない顔してるけど
手が震えそう(^0^;)









有村架純さんと広瀬すずちゃんは
出演作品チームのテーブルに座られたので
あまりお話出来なかったけど、
新人俳優賞のテーブルでは
翔を演じた山﨑賢人くん、
野田洋次郎さん、山田涼介さん、
篠原篤さん、藤野涼子さん、
話題賞の
ももいろクローバーZの皆さんといった
素敵な方々とお話することも出来て
とても光栄でした。

でもそのテーブルには
初参加の人しか座ってないから、
中座するタイミングとか
そもそも中座していいのかな?とか
ちょっとしたことを知ってる人が
誰もいなかったので、
皆さんお仕事では素晴らしいかたなのに
いろいろな心配を
こそっと話し合ったりしていて…笑
たとえると、入学式の直後に
慣れてない教室に初めて入った時の
「ここでいいのかな?」
「どんな人がいるのかな?」
「動いちゃっていいのかな?」な感じに
ちょっと似た空気でした(^^)

授賞式の会場では
「まれ」で御一緒した大泉洋さんや
「図書館戦争」で御一緒した岡田准一さん
映画「赤々煉恋」で御一緒した吉田羊さん
「花子とアン」で御一緒した黒木華ちゃん、
そして映画「鈴木先生」でお世話になった
録音部の藤本賢一さんもプレゼンターとして
いらっしゃっていて、
お会いすることができました。
紅白歌合戦でお会いした
綾瀬はるかさんと
長澤まさみさんは、
この日も眩しいほど綺麗でした。
私が日本アカデミー賞という場所を
目指すきっかけになった
吉永小百合さんのお姿も
自分の目で拝見することが出来ました。

この写真は、
記念写真の時のもの(^^)
メンバーが豪華すぎて
クラクラ・・・(@0@;)










実は同じ会場にいても
どんどんスケジュールが進行するので、
お見かけしても、
せめて目でご挨拶するぐらいしか
出来ないんです。
でも藤本さんとはお話出来て、
お会いした瞬間
「蘇美!!!よく来たなぁ!!!」と
おっしゃってくださいました。
映画のお祭のような素敵な場所で
ひさしぶりに呼ばれた
「蘇美」という名前。
私にとって、とても大切な名前です。
その響きは
びっくりするほどあたたかくて
涙が出そうになったし、
もしかしたら今日、私は
今まで演じた全部の役と
一緒にいるのかもしれないと思いました。

最後の写真は、
翔を演じた山﨑賢人くんと
撮っていただいた写真。









圭太であり、翔であり、
ドラマ「黒の女教師」では
安田くんでもあった山﨑賢人くん。
どんなに忙しくても
自分がやるべきことは突き詰めるのに
周りには優しい気遣いをする
尊敬する俳優さんです。
とんでもない忙しさだと思うけど、
きっと、どの作品の現場でも
役の人生と人の和を大切にする
俳優さんなんだろうなと思います。

「まれ」の時も、
歩実や匠とただ仲良くなるだけでなく
「お父さん」に見えなければいけない
ということで
短期間にコミュニケーションを
出来るだけ取る工夫をしていて、
ものすごく忙しいはずなのに
「デスノート」のLの空気が残るまま
NHKに駆けつけて
「歩実~(^^)匠~(^^)」と
会いに来る時間を取ってたし、
映画「orange -オレンジ- 」の時は
映画「四月は君の噓」でのピアノ練習が
どんどん難しく大変になっていく中で
翔の心を深く演じきっていて、
いつも現場で私の一歩先を
ものすごいエネルギーで
突き進んでた役者さんでした。
その背中は今も私の目標です。

賢人くんは、
いつ演技を御一緒しても
必ず「何かが凄い」んです。
でも、その「何か」は
作品によっても場面によっても
全然違っていて全くつかみきれないし、
一緒に演じている時も、
突然ものすごい勢いで
オーラというか空気が変わったり
グワッと伸びてきたり、
時には急に堕ちたり消えたりするんです。

そのつかみきれない何かが
独特な魅力に繋がってるのかなと思うけど、
ただ感覚的にそう演じてるだけじゃなくて
必要な時はちゃんと計算しながら、
その上でさりげなく演じてるところも
本当に凄いなと思います。
願わくば、いつかまた新しい現場で
新しい名前を呼ぶ日に出会えますように。
そして賢人くんが映像の世界で
末永く輝き続けますように。

山﨑賢人くんを
応援していらっしゃる方々も含めて、
長い間、本当に本当に本当に…
ありがとうございましたm(_ _)m

今日は翔への感謝をまとめて書きましたが、
DVDが発売されると聞いてるので、
須和くん、貴ちゃん、萩田くん、アズへの
感謝の気持ちを
その頃に書きたいと思ってます(*^-^*)

授賞式でもお話したんですけど、
私はまだ、映画の世界に
入ることが出来た実感はありません。
正直にいうと、10年前からずっと
最終オーディションが
続いてるような気持ちなんです。
エランドール賞の新人賞をいただいた時に
女優として生きると決めたけど、
女優として人の前に立つことは
まだ堂々と出来ない自分がいる。
それは謙虚とかではなくて、
よくないことだと思います。
役として生きてるつもりだけど、
「つもり」なだけで
生きてないのかもしれない…
だから実感がないのかもしれない。
キラキラ輝く授賞式を見ながら
そんなことを考えてもいました。
そして
皆さん本当に内面から輝いていて
星が動いてるみたいで、
だから人は人を
「スター」と呼ぶんだなと
ものすごく実感した時間でもありました。

目指してきた場所に立っても、
すごく遠くに感じた映画の扉。
むしろあの場に立てたことで、
まだまだまだ凄く遠いんだと
思い知った気がします。
でも、だからこそ、
これからも一歩一歩
歩いていきたいと思ってます。

とても長くなりましたが、
ずっと伝えたいことが今日は書けたから
心がちょっとホッとしてます(^^)
言葉は難しいから、
心を込めても、その心を違うように
受け止められてしまうこともあるけど、
それでもせっかく
人には言葉があるので
伝えていけたら嬉しいです。

ドラマ「お迎えデス。」の世界も
むくむくと動き始めて
まさに春を待ってる感じ(^^)
今日は家入レオさんの新曲
「僕たちの未来」が
主題歌として発表されて、
さらに熱が加わった気持ちです!
実は「お迎えデス。」の現場は
今まで私が経験した現場と少し違う、
素敵な何かが飛び交ってます。
そのこともまた少しずつ
書いていこうと思います(*^-^*)

そして明日は、
あの時間の中へ…!!!
踏んばってきます!

夜はやっぱり寒いので
どうかあたたかくしてくださいね(^^)
ごきげんよう(*^-^*)


*… tao …*