美羽と、シュウコ。 | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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こんばんは!たおです(^-^)
今日も東京は、お天気がよいながらも風が強い一日でしたが、
皆さんはどんな一日を過ごされましたか?
私は「花子とアン」のリハーサルに参加してきました(^-^)
朝ドラは月曜日に、一週間分の撮影のリハーサルをまとめてするんです。
そのあと少し時間があったので、久しぶりに小学校の先輩達に会ったり、
傷んだ髪を切っていただいたりしました(^-^)
昨日、「リセットの方法」を質問したら、
コメントを下さって、本当にありがとうございます!!!
音楽を聴く、何も考えない、友達と会う、ひたすら寝る、本を読む、などなど
たくさん書いて頂いたので、いろいろ試してみようと思います(^-^)

さて今日は、ドラマ「今夜は心だけ抱いて」第3話のことを書きます!
でも実は私は仕事などで、オンエアの録画をまだ観ることが出来てないんです。
関係者がオンエア前に観る「完パケ」を拝見してるので
その印象を書こうと思うんですけど、
「完パケ」はオンエアと画面のサイズや画質が違うし、
オンエアの映像には独特な空気があるから、
感想もちょっと違ってきちゃうんですけど、良かったら読んで下さいm(_ _)m

第3話からは、人間関係が本格的に動いてきましたが、
「今夜は心だけ抱いて」は、私が今まで出演した作品の中でも、
恋愛に関する心の動きが、とても多いと感じた作品でした。
今まで演じた役も、恋愛系の動作とか表情に挑戦したことはあったけど
「鈴木先生」では「妄想の中のことだから心は違うかも?」という演技だったし
「ウルトラマンゼロシリーズ」や「黒の女教師」や「赤々煉恋」では
この気持ちは恋愛なのかな?という淡い感じだったし、
一番恋愛表現が多かった映画「アルカナ」でも
極限で支えあう形としての、少し特殊な状況だったし、
映画「るろうに剣心」では、操ちゃんは蒼紫様のことが大好きですが、
恋愛というより人として慕う要素が強かったし、
どの役も割と1対1か、多くても1対2の人間関係の中で、
ただただ相手を思ってればよかった作品が多かったと思います。
1つだけ違う場面があったとすれば、映画「鈴木先生」で
赤いミニドレスで鈴木先生を誘う場面だけは、私のアドリブがありました。
それでも、感情の方向は複雑ではありませんでした。
「好き」と感じる気持ちだけを表現する段階の役が多かったので、
恋愛してなくても家族への愛情とか、仕事への気持ちとか、
今の自分にとって大切なものへの気持ちをベースに、表現してました。

でも「今夜は心だけ抱いて」は違ってたんです。
誰かと誰かの間で気持ちが揺れるとか、
恋愛で人間関係がうねるように変化する作品は、はじめてでした。
描写としては過激じゃないし、優しい空気なんだけど、
人が人を好きになったらこんな気持ちを味わうのかとか、
こんなふうに傷つけてしまうこともあるんだとか、
恋愛ってこんなに人を変えちゃうのかとか、
チクッとかグサッとか、心に刺さる何かがたくさんあったんです。
恋愛の怖さとか、パワーとかを感じで、
演技ではあるけど、すごく考えさせられました。

第3話はその歯車が動き出すんだけど、
その中で、間近で見る田中美佐子さんの美羽としての演技は、
本当に可愛くて切なくて、私は打ちのめされてしまいました。
「透明感」ってよく使われるけど、美佐子さんの場合は見た目だけじゃなくて
「動いたあとの空気」とか、じっとしてる後姿にまで透明感があったんです。
映画「日輪の遺産」で八千草 薫さんにお会いした時の驚きに似ていて、
言葉にすると伝わりにくいけど、泣いている背中とか、妖精みたいでした。
中身が17才の美羽とはいえ、柊子と透くんは30歳の年齢差があるから、
(美佐子さんと大志くんの実際の年齢差はもっとあるんです)
その二人が、ただ「お似合い」っていうんじゃなく純粋に切なく見えるって
すごく素敵なことだけど、すごく難しいことだと思うんですよ。
むしろ年上の女性が綺麗であるほど、嘘っぽく見える気がするというか…
見かけだけが綺麗なだけじゃ、純粋さを出すのは難しいと思うんです。
でも現場でも映像でも美佐子さんは本当に純粋で、
女性の可愛らしさに年齢って全く関係ないという説得力があって、
本当に衝撃でした。。

そしてこの3話から少しずつ動き始めた、
白い日傘の女の人と深尾さんの恋人ミチルさん、
この二人がこれから物語の鍵を握るんですけど、このお二人を見てると、
大人の女性じゃなきゃ出来ない表情があるんだと、すっごく痛感したんです。
ドラマの「完パケ」はDVDをお借りするので、家族も観ることが出来て、
私の家族は、「白い日傘の女性とミチルさんが凄い!」と動揺してました。
大人の女性の恋愛の、怖さと魅力がすごく伝わってきて、
男の人にはない「女の人の表情」って絶対あるし、
だから「女優」って言葉が、役者とか俳優とは別にあるのかなと、
「今夜は心だけ抱いて」の撮影で、はっきり感じたんです。
一人前の女優として大人の女性を演じるには、
恋愛の経験がとても大事なのかなと、初めて思った作品になりました。
私はよく「恋愛をしないって無理じゃない?」と言われることが多いけど、
意外と難しいことじゃないんです。
ちょっと映画「鈴木先生」の足子先生の技に似てて、笑
存在を消すとかじゃないけど、心をフラットにしてればいいだけなんですよ。
でも確かに心の可動域が狭くなるなあとも思うんです。
だからといって、今すぐ誰かを好きになれるとは思えないので(^0^;)
まずは、いろんな人の良さに憧れる気持ちを、大切にしてみたいなと思います。

そんな感じで実際は恋愛には縁がないけど、
私はなぜか、身長差が大きい人とハグさせていただく場面が多いんです。
でもそれって実は、すごく大変なんですよ。
たとえば映画「鈴木先生」の冒頭で、
鈴木先生と蘇美ちゃんのハグシーンがあるんですが、
鈴木先生が一回ハグしたあと、「小川っ!」って言いながらハグし直すんです。
実はその時に、身長差の調整をしてるんです…(^0^;)
今回は、Leadの谷内伸也さん、そして中川大志くんと演じさせて頂きましたが
身長差が大きいお二人とのハグだったプラス、
私より10センチくらい背が高い美佐子さんと入れ替わるシーンがあったので
柊子と美羽が入れ替わって映る時に違和感が少ないように、
手や顔の位置を調整して動くんですけど、それが本当に大変でした。
特に谷内さんとの場面は動きがあったので心配したけど、
谷内さんはものすごくダンスが上手なかたなので、動きが的確で、
ちゃんとした位置に私が納まるよう引っ張ってくださったので、
本当にありがたかったです…!!!
一瞬だからこそ難しかった場面だから、その工夫を観て頂けたら嬉しいです!

今日の写真は、第3話のロケ地での写真です!
ものすごく風が強い日で、台詞を言おうとすると自分の髪が襲ってきて
なかなか大変でしたが、スタッフさんはもっと大変だったと思います。
ウルトラ作品の中でもよく見る場所のような気がするけど、違うかなぁ…
4枚目の写真は、差し入れでいただいたドーナツに喜んでる私です!
サンタさんドーナツだから、クリスマスシーズンに撮影してたんですよね。
懐かしい~(*^0^*)

ではでは長くなりましたが、明日は「今夜は心だけ抱いて」の第4話です!
そして「花子とアン」の紹介番組や、発売された雑誌など、
この何日間か、姿を観ていただける機会が比較的あるので、
その中で感謝が伝わったらいいなと思ってます(^-^)
朝や夜はまだまだ寒いので、冷えないように気をつけて下さいね(^-^)


たお