征夷大将軍の意味がわかりませんでした | 算命心理カウンセリング講座@人生の悩みを解決する!

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征夷大将軍の意味がわかりませんでした

征夷大将軍。
言わずと知れた将軍様ですね。
この征夷大将軍。
小学校の時にならいました。
坂上田村麻呂が征夷大将軍に任命されて、蝦夷地まで討伐にいった、という感じです。
しかし、征夷大将軍、なんでこんな名前なのか、わかりませんでした。
先生に聞いても、そのまま覚えろ、といわれるだけ・・・。
結局、覚えるだけでした。

しかし、漢字には意味があります。
その意味を教えてくれるのも算命学です。
征は、征伐というように「敵・罪人を討ちに行く」「征服」などの意味があります。
大将軍は、その名の通り、大将軍ですね。
問題になるのは、征夷の「夷」です。
この意味がよくわかりませんでした。

歴史の勉強をしていると、征夷大将軍以外にこの「夷」というのもが使われているものがああります。
幕末に起こった「攘夷運動」です。
このときにも「夷」が使われます。
攘夷運動が天皇崇拝と結びつき、「尊皇攘夷」といわれるようになりました。
この「夷」とは難なのでしょうか・・・?

これは、古来、中国で使われていた周囲の異民族を呼ぶ名称です。
異民族を下に見ていたので、蔑称という感じです。
その中で、「夷」という言葉が使われています。
そして、四方の異民族、それぞれに名称があるのです。

東の異民族を「夷」といいます。
東夷です。
ですので、征夷大将軍は、東の敵を征伐する役目を授かった役職です。
それが、日本では、いつのまにか、政治を行う役職になっているのです。
江戸時代が終わり、征夷大将軍の官職もなくなりました。

東があるのであれば、他の方向もありますね
南は南蛮といいまs。
南の異民族を指します。
歴史を学んでいると、南蛮貿易という言葉も出てきます。
これは、南から来た外国人との貿易という意味あいです。
現代の日本ではカレー南蛮や鴨南蛮という形で現在も使われています。

西は西戎(せいじゅう)といいます。
西方の異民族のことです。
また、西胡といういい方もします。
胡がつくのは西方から伝来したものという意味です。
中国から西を見ると、シルクロード。
シルクロード経由で来ているものに「胡」という文字がつけられています。
胡は、もともとの意味は、「あごひげ」が長い人という意味です。
現在でも、胡瓜や胡弓などがありますね。
算命学では、天胡星で利用されています。
異民族は言葉が通じない、よくわからないですよね。
ですので、天胡星の人も言葉が通じない、何を考えているかわからない、というようなニュアンスを含めて、このような名前になっています。

北方は北狄(ほくてき)です。
北方の異民族のことです。
現在の日本では使われていませんので、馴染みがないと思います。

算命学を学んで、こういった歴史上の名称の意味がよくわかってくるようになりました。
算命学は、謎解きをしてくれるものでもあるのですね。