北欧への引っ越しが完了し

荷物が届くのを待つだけだ

 

ここ北欧でも

町内会というものがあり

会長さんへ挨拶に行った

 

そこで

正会員に登録するための書類を書くのだが

職業の欄があった

 

うちの母は既に後期高齢者

私は40代であるが

「あっ今、無職なんだ」

 

北欧に移住すると決めてから

少しずつ不用品を処分してきた

 

いや、違う

不用品の処分は私のメモによると

2020年8月8日からだ

なぜこの日から処分し始めたのかは

思い出せない

 

うつ状態になる2年も前から

 

処分したものは

小さなものから巨大なものまで

 

最近は

勤務先

自家用車

マイホーム

などを

処分した

 

物の処分を進めていくと

自然と人間関係が整理されていった

 

離れていく人もいれば

新たに出会う人もいるし

離れた人とまた巡り合うこともあった

 

離れた人とまた巡り合う

これは

わたしにとって

本当にありがたいことであった

 

人間関係を

意図的にコントロールすることは

難しいと思う

 

しかし

人生の流れと共に

自然と整っていくように思う

 

自分に相応しい人が残り

そうでない人は去って行ってくれる

 

相応しいという言葉が

適切かは分からない

偉そうな表現かもしれない

 

物はいずれ壊れ失くなる

人間は物ではない

動物も物ではない

しかし

生き物の肉体は

タンパク質の塊ではある

 

しかし

生き物から得られる

安心、癒し、平穏

など

目に見えないもの

自分が感じていれば

失うことはない

 

私は今

40代の女性が一般的に

普通に持っている物を

持っていない

 

しかし

私の心情は

”のびやか”

である

 

道端のススキも風情がある

自分が感じていれば

ススキも目に入る