童話は読まないし

日本文学もかなり疎い

 

大人になってから

夏目漱石 こころ

三島由紀夫 春の雪

梶井基次郎 檸檬

読んだ

 

それくらいのものである

 

お風呂につかると手持無沙汰で

すぐに湯船から脱出したくなる

なので

私は古本を持ち込む

 

与謝野晶子

”金魚のお使い”

を読んで

今晩は湯船からの

脱出を阻止した

 

 

金魚が電車に乗ってお使いにでかけます

 

この本は

英語朗読でたのしむ日本文学

 

 

 

英文は少し読むが日本語頼り

 

朗読者は元NHKアナウンサー

青谷 優子さん

 

この方の声がものすごく好きである

風貌も好き

惚れた

 

以前、英会話を学習していたとき

朗読をすることで上達が早まる気がして

YouTubeで探してみた

 

しかし

外国人の朗読は男性が多く

稀に女性であっても

幼児好みで声が高いのである

 

青谷さんは

理想的な声である

ラジオ深夜便のような落ち着きと

美しい英文朗読

ちゃんと日本人女性が滲み出ていて

 

この声に生まれたかった

 

青谷さんの朗読はYouTubeにあるが

数は少ない

 

怪談も上手い

夏の夜だから怪談が相応しいでしょう

 

小泉八雲 狢(むじな)

のっぺらぼうの話

 

 

日本語は本当に美しいと思う

英文朗読を聴いているのに

やっぱり日本語だよなぁと

しみじみしている

 

多言語に精通してないし

比較のしようがないが

少しばかり語学を学んだ経験から

日本語の良さを改めて感じる

 

日本語は美しい分、難解である

こんな言語を話せるのに

なぜに英語が上達しないか

不思議である

 

青谷さんの朗読を聴きながら

寝よう

 

狢は聴きません

幽霊が出たら困るので