灼熱の太陽の下

珈琲豆を買いに行くのに

近所の公園を横切った時

来年の今

私はここにいないんだなぁと

ひとり

しみじみしていた

 

そして

書きかけのブログがあったことを

思い出した

 

2か月前

離島で発見!ラストファミリー

沖縄県:中村文雄さん

を観て

このブログを途中まで書いた

 

故郷とは何か

私には分からない

 

県内の数か所を引っ越したり

都内で暮らしたりもした

 

確かに中学生まで過ごした隣町は

思い出深く感じるが

”故郷感がない”

 

故郷(こきょう)

辞書的に

生まれた土地

らしい

 

そうすると私の故郷は隣町だ

 

離島で発見!中村さんは

一人孤島に住む

 

私が今のマンションを購入したのは

・職場が近い

・スーパーが近い

・病院が近い

・駅が近い

・バスが出ている

・マンションだから草むしりがない

・平面駐車場完備

・バリアフリー

 

年を取っても病気になっても

暮らしていけるように

 

仕事場に歩いていけるから

体が楽だろうとも

 

私の基準は

老化、病気、仕事

・・・

 

自分でも笑える

 

中村さんは

病院は?

スーパーは?

仕事は?

そんなことを基準に住んでいない

 

皆さんは住む場所を

どんな基準で決めていますか?

 

私が

もしうつ状態にならなければ

今の職場を離れる選択もしなかったし

マンションを売ることもしなかった

 

人生はやはり想定外がある

 

確かに

これらの経験はけっこう大変なので

頻発すると正直困る

 

しかしながら

私は今、現職に縛られることも

持ち家に縛られることもなく

ある意味自由の身だ

 

自由の身になった今

私にとって故郷がないという現実に気がついた

 

辞書的には

生まれた土地なんですよね

 

生まれるって

母体から出ることの他

新しく作り出され世に出る

意味もある

 

ということは

次の居住地

北欧が私の故郷になるのだろう

 

北欧にある家は

夫が両親のために建てた家

それは

私の居住基準とは真逆

 

住めば都

って

言うんだから

 

大自然の中

てくてく歩いて

あたりを見渡せば

故郷感はあっという間に

満たされるだろう

 

 

人生は想定外

 

東京のギラついたネオンが忘れられず

下水臭い都内の駅に

降り立つ時がくるかもしれない

 

それも人生