若葉区倫理法人会のモーニングセミナーにて。駅立ちがありますが、先にこちらに勉強に来ました。
大変勉強になりました。環境変化を知らないといけませんね。

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経営は人ができる最も尊いもの、と松下幸之助が言った。それは逆にいえば、失敗したときの責任が重い。
中国では、まずリーダーを育成する。

ハーバードも。ハーバード大ビジネススクールは、昔から定員900名。2年目は800名。自動的に落ちる。リーダーの育成に血道をあげている。それには徹底した競争が必要。
毎日いろいろな境遇問題に答えろと言われていると、どんな問題にも対応できる万能感が生まれてくる。それは若くないとできない。

一人のリーダーが大切、羊百匹いてもダメ。
東大総長選びでもそうだった。
一億の人口を、二億にすることは、リーダーがいないとできない。多数決で経営する人はいない。トップリーダーを育てることに、人類は命をかけてきた。

日本人は、民族そのものは優秀。しかしそれゆえに、ぼんやりしたリーダーがいても寛容。リーダーが大事というのが、日本ではやや弱い。

医者は人の命を扱うので、ドイツでは、人格がしっかりしているかの試験があるという。しかし人格が良くても手術できないと失格。マインドセットとスキルセット両方必要。

マインドセットは、志。正確には志に対応する英単語はない。
スキルセットに対応する日本語は、経営力。
リーダーの要件は、人格要件と、能力要件。「事業再生要諦」という本を出したとき、志と経営力、と副題にした。



カンドゥーの開始に、17億円集めたが、大変だった。




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人口ボーナスは一度だけ。日本に高度経済成長は二度と来ない。
財政出動や産業政策は、やった方がいいが、大した効果はない。やはり基軸は、どんな国でも、金融政策。

少子高齢化は全ての国で避けられない。そのあとの、適切な産業政策は何か?を人類は持っていない。
日本の人口ボーナスが終わったのは1992。中国や韓国はこの5年。ほとんどの国はこの20年で人口ボーナスが終わってしまった。
この人口ボーナスがいつ終わるのかは、絶対に外れない。出生率は簡単には変わらないから。

そして少子高齢化。これは半永久的に続く。始まったばかりなので、どう対応すべきか、誰も知らない。


高度経済成長は、中央銀行が独立。しかしいま多くの国では、財務省の下に中央銀行は位置付けられている。
金融政策でも、財政政策でもない、産業政策に、自分の役割がある。


少子高齢化時代は「まだ誰も気づいていないマーケットを見つけろ」
見つけたら、誰も真似できないようにしておけ。
介護保険制度が始まったとき、ビジネスチャンスと言う人がいた。信じられない。誰でも知っている業界なのだから、勝つのは大変。
厳しい業界で勝つのは、スピードと資金力。



できる事ではなく、勝てる事をせよ。
日本は、労働者も技術者もレベル高い。しかし経営者はレベル低い。
いま、インドネシアで事業やれば、勝てた。やれば勝てた。昭和30年代日本も。
しかし今はもう、その時代は終わった。


経営資源の棚卸しでわかるのは、できることできないこと。
マーケットリサーチしないと、勝てる勝てないはわからない。
この当たり前をわかってるのが世界の経営者。わかってないのが日本の経営者。


「勝手に貧乏しやがれ!」
事業を選んで下さい。
自分の運命を人に任せるのでよいのか?
サッカーボールを作るモルテンは、100%完全独占。これが理想。