先日の投稿「女性宮家創設、反対」の続編。
http://ameblo.jp/tanuma/entry-11108425910.html
ツイッターで投稿したが、
彬子(あきこ)女王殿下のお言葉が、記事になっている。
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2012/01/07/20120107k0000m040108000c.html
毎日新聞なので、タイトルは「早く決着を」になっているが、普通に読めば、
女性宮家創設に特化した議論に違和感、旧皇族復帰も選択肢、と明確に言われている。
とても素直な、当事者のお考えと思う。
私は繰り返し述べているが、現皇族、旧皇族の皆様が、
歴史の重みを感じないはずがない。
自分の代で、2000年以上の伝統を、壊してしまってよいのだろうかと、
思うのが当然ではないだろうか。
そしてフェイスブックで、竹田恒泰さんが、以下のようにも。
「私は旧皇族一族のうち、30人以上と皇統の問題で意見交換をしました。全員男系継承の重要性を認識しており、強い責任意識を持っている者も多数いました。」
やはりそうだった。
女性宮家容認派が「いまの皇族の方は皇位継承する気持ちはない」
というが、
まずそもそもこの問題は、ご皇族という一族の中の問題であるから、本来は国民は口出しを控えるべきものであり、皇族会議で決するべき問題、
そしてその皇族のうち、旧皇族が、男系継承を当然としているということは、現皇族は発言が困難な状況を鑑みても、やはり皇族の中では男系継承を望んでいると見るのが当然ではないだろうか。
そして9日、首相が予算委で、男系堅持を表明。
素晴らしい!元保守派の野田さんの面目躍如だ。
ぜひブレずに貫いて欲しい、と思う。
●皇室典範改正 首相の「男系堅持」を貫け http://sankei.jp.msn.com/life/news/120212/imp12021203130000-n1.htm
女系容認派のよくある意見は、たとえば以下。
・「旧皇族の復帰」というが65歳以上の高齢者の方を戻すのか
・戦後、旧宮家に生まれた「一般国民」に皇籍を「取得」してもらうのか
・そうした方々は週刊誌などの取材に対して「皇族になるつもりはない」と答えているのだから、本人の意思を無視して皇族にするのは人権問題ではないか
しかし私は思います。
・そもそも2000年続いてきた男系継承の重みを考え、精一杯の努力と工夫をするのが、大前提
・当事者の方々を引き合いに出すときも、普通に考えて、皇族になります、とは、おこがましくて言えないのでは?
・やはり皇室のあり方、国体のあり方から、女系容認か否かを決めるべき。そのためにむしろ説得するくらいの話
・旧皇族には、竹田恒泰さんはじめ、多くの皇統保持者がいる。その方々に復帰してもらうことを検討する。あるいは既に「一般国民」化しているなら、皇位継承自体はお子さんにしてもらう。こういった工夫と努力で、男系継承に向けたハードルは乗り越えられる
この問題の発端は、GHQが臣籍降下したことに行きつきます。
なぜ臣籍降下したのか? ご皇室を長い年月で消滅させるため、です。
であるならば、いまの我々は、そのゆがめられた皇室を本来あるべき姿に戻っていただくように、努力し、またお願いしていく必要があると思います。
とにかく男系維持のために死力を尽くしたのか?それが国民に問われていると考えます。
安易な女系容認は、皇祖皇宗に対し、大きな不孝、罪となり得ることを考えるべきです。
私は、もう、議論の段階は終わったと思う。
あとは国民を、正論を持って説得するのみ。
旧皇族でも常識である、男系継承を、全国民で補弼すべきではないかと思う。