ソニーのトランジスタラジオ:TR-610 | じんけいの修理日記

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久しぶりにTR-610の修理です。電源を入れるとガリっという音はしますがラジオは受信しません。局発も発振していないようです。

 

リアカバーを外して内部を見たところです。少しいじられているようです。恐らく以前の持ち主が直そうとしたのでしょう。

 

基板をはずして部品面を見たところです。局発が発振しないのはバイアス抵抗の値が大きくなり(ソリッド抵抗が使われており、経年変化で抵抗値が大きくなる傾向がある)バイアスがずれて発振しなくなったため。抵抗値を変えました。IF段のトランジスタが壊れていましたので似たような特性のトランジスタと置き換えました。

 

回路図で示すと下記の様になります。

 

乾電池006Pのスナップ端子も壊れていたので交換しました。