まずは、下の表をして下さい。

一目見て、2021,2022,2023年の各数値は、

他の年とは大きく異なっていることがわかりますよね。

 

 

●まず、言えること!

高齢者の人口は年々増え続け、

残対人口に占める割合は増加の一途を辿っていると、

このことはよく言われますよね。

しかし、その言い方は大げさであることが分かります。

たしかに、高齢者の人口は増え続け、全体に占める割合も増加していますが、

全体人口がどんどん下がっているので、その増加の比率は微々たるものです。

したがって、

「”謎の大量死”と言われるものの大きな一つの原因は高齢化である」

と言って、記者質問を切って捨てた武見厚労大臣の説は外れです!

 

●次に総数を見ましょう。

毎年、前年に対する減数が増え続けています。

その傾向は明らかなのですが、

なぜか、2020年で跳ね上がり、

2021年以降の対前年減数の増え方が異常です!

2016年の10倍超え、2017年の5倍です。

 

●次は高齢者を見ましょう。

高齢者人口は増えているとはいうものの

表で分かるように、増え方の速度は年々下がっているのです。

その傾向は続きますが、2021年から下がり方がガラリと変わっています。

2021年からはドスンとその下がる速度は落ちて、

2022年ではもはや停止に近く、

2023年には、対前年マイナスです。

 

 

以上三つの事実でもう充分ではないでしょうか!?

2021年、2022年、2023年

この3年間、

さらに今も続く「謎の大量死」

この「謎の大量死」には、明らかな理由がある!

うやむやにできるような

数値の偶然ではない!

 

 

 

上の表のベースの数値は以下から転記した公的数値です。

総務省統計局 人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/index.html#a05k01-b

結果の概要

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/pdf/2023gaiyou.pdf

表4 年齢3区分別人口の推移(1950年~2023年)