昨夜、なぜか急に海竜祭の夜(かいりゅうさいのよる)が
読みたくなりました。
海竜祭の夜は、諸星大二郎さんが書いたホラー漫画です。諸星さん
は独特のタッチの画風で、好き嫌いが分かれるところですが、どの
話もメチャクチャ面白くて恐ろしいです。
妖怪ハンターと呼ばれる、異端の考古学者、稗田礼二郎(ひえだ
れいじろう)が主人公の漫画です。
(妖怪ハンターという副題は、少年ジャンプに連載が始まった時に、
担当が付けたそうですが、作者の諸星さんは気にいらなかったそう
です。・・・実際に、主人公の稗田礼二郎は妖怪を捕まえるなんて
ことは一度もありませんでした。)
昨夜、ふと、どんなストーリーだったのか忘れてしまったことに気が
ついて、そうなると無性に読みたくなったので、本箱をあさりました。
無い! なぜか無い! どこへ行ったのか。無い!NAI!ない!
自分の部屋は二階にあるのですが、床が抜けると嫁さんに言われる
ので、あまり読まない本は小説も漫画も、別棟の倉庫に「ミカン箱」に
入れて保管してあります。
どうも、そちらの方にあるようです。
と言うワケで、今日は帰ってから倉庫の箱を「これでもか!」と言うく
らい探したのですが、どうしても見つかりません。
自分は整理整頓がヘタなので、ついついゴチャマゼにして箱の中に
入れてしまいます。
あげくにこのザマです。
どうしてもストーリーを思い出したいので、ネットでネタバレを検索し
たのですが、・・・・・見つかりません・・・・クソッ!
・・・自分が思い出せるのは、このくらいです。 ↓
瀬戸内海の小島が舞台だったと思います。その島の「奇祭」である
「海竜祭」を調べる為に、主人公の稗田礼二郎が島にやって来ます。
島にやって来た礼二郎は、おかしなことに気が付きます。神様である
「海竜様」を迎える鳥居が、岬の先端にあるのですが、鳥居は京都の
伏見稲荷のように何十本も立っているのですが、岬の先端から始ま
った鳥居は、途中で左側にカーブして、U字を描くように並んでいて、
入って来た「海竜様」は、すぐに海に帰って行くようになっていたの
です。
もう、この辺でゾクゾクして来ますよね。「海竜様」を島に上げない
造りになっているのです。
壇ノ浦で無念の死を遂げた、平家の滅亡の伝承とからめた物語なの
ですが、祭りの当日に、たしか台風だったか地震によって鳥居の一部
が倒れてしまって、「海竜様」が陸に上がって来てしまう格好になって
しまいます。
そして、津波と一緒に「海竜様」がやって来ます。
それは巨大な海蛇なのですが、顔が子供の顔なのです。
壇ノ浦に沈んだ幼帝安徳天皇の顔が、海蛇に付いているのです。
津波によって島は壊滅的な打撃を受けるのですが、細かい部分が
思い出せません。上記の話も「うろおぼえ」です。
うう・・・。読みたいなあ・・・。
その内、もう一度「捜索」して見ることにします。
本日は、これまで!
以下、別のブログで短編小説を書いているのですが、キャンプファイ
ヤーに行った時に思い付いて書いた小説があるのですが、良く考え
て見ると、この「海竜祭の夜」も、かなり影響があったような気がします。
リンクを貼っておくので、一度、読んで見て下さい。 ↓
おわり。