タントラはイベントを、ほとんどやっていないので、書くことが
ありません。
本日も「たわごと」とします。
タントラブログの第一章のころは、587話の内、たわごとが67話で、
約11.5%だったのですが、この第二章は、約27%の頻度です。
題名の「時々たわごと」の「時々」を取る日が近づいている気も
します。
さて、本日も「くだらない」話を書いて行こうと思います。
・・・・・・。
犬がダメなんです。
大きいヤツは当然ですが、小さいヤツもダメです。恥ずかしながら
怖いです。
お客様の家に行って、座敷犬が足元に来ると固まってしまいます。
よく一緒に仕事に行く女子社員は、まったく怖がりません。
家でも、犬を飼っているとのことです。
「怖くないの?」と言うと。
「怖くないです」と言います。
「噛まれたらどうするの?」と言うと。
「噛まれません」と言います。
なんで!噛まれないと断言できるの?
と、思うのですが、間違ってますか!
自分が怖がっていると、施主様は「ウチのは噛みませんよ」と、
笑いながら言う方がいるのですが、「そうですか」と返しながら
「噛むかもしれないでしょ」と思っています。
なんで、こんなに怖くなったかと言うと、多分、子供の頃の
「コワイ思い」をしたことが、トラウマになっているのだと思います。
・・・・・・・。
小学生の低学年だった頃、地区の子供たちが、もっとも怖がって
いたのは【加藤屋の犬】でした。
加藤屋という酒蔵があって、裏口につながれている犬が、たびたび
首輪をはずして抜け出すことがあって、誰誰が噛まれたとか、誰誰が
追いかけられたという話題が、学校で話されていました。
今だったら、噛まれた子供の親が怒鳴り込むのでしょうが、その頃は
そんなこともありませんでした。
今から思えば、犬もそれほどヒドク噛まなくて、じゃれている感じ
だったのかも知れません。
学校で【加藤屋の犬】の話をしていると、加藤屋の近所の子が、
「僕は怖くない。よくパンをあげているから、頭をなでることができる」
と言いました。
「おお!」そこにいた全員がどよめきました。
恐怖の加藤屋の犬を、なでることが出来るなんて!
自信ありげにいうその子は、ロトを超える勇者に見えました。
( ↑ ドラクエの勇者のことです)
頭をなでるところを見に行こうと、学校が終わると全員で向かいました。
みんなが離れて見守っている視線を受けて、自信たっぷりで勇者は
近づいて行きました。
犬は吠えません。なれているようです。
勇者がなでようと手を出すと、加藤屋の犬は、一切のためらい無く、
あっさりと、その手を噛みました。
「やっぱりー」
「アーッ!」と泣き声を上げる勇者を置いて、自分たちは逃げ帰り
ました。
【やはり、加藤屋の犬は、あぶないヤツと言う認識が強まりました】
・・・・・・・。
小学校は集団登校だったので、地区の集会場に集まって、それから
登校していました。
自分は、早めに行って遊んでから登校するパターンだったので、
その日も数人で遊んでいました。
その時、誰かが叫びました。
「加藤屋の犬が来たドー!」
(ドーは、浜口さんの、獲ったドー・・・の、ドーです)
全員が恐怖にかられて、集会所に飛び込みました。
集会所の戸は、両側に引き開けるタイプの二枚戸です。
その戸が自分が中に入ると同時に閉められ、「カチャッ」という鍵の
閉まる音がしました。
その『カチャッ』という音が、今でも耳に残っています。
『カチャッ・・・かちゃっ・・・cacyat・・・』
自分は安堵で、その場に座り込んだのですが、鍵が閉まると、ほぼ
同時に誰かが戸を外から開けようとしていました。
「ドン!どん!どん!」
自分の同級生の子で、「開けてー開けてー」と叫んでいました。
鍵を閉めた上級生を見上げると、上級生は首を横に振りました。
当然です。賢明な選択です。戸を開けると、犬が入って来るかも知れ
ません。
(北斗の拳でも、トキはケンシロウや子供たちを助ける為に、扉を
閉めて自分は死の灰をあびました。戸の向こうの彼の運命も・・・)
同級生はしばらく戸の前で無駄な時間を過ごし、あきらめると
「ダダダッ」と無言で走り去って行きました。
わずかに遅れて「タタタッ タタタッ タタタッ」という追って行く犬の
足音がしたのですが、その音も、今でもハッキリと思い出せます。
しばらく様子を見てから、全員が集会所から出たのですが、犬に
追いかけられた同級生は、大声で泣きながら帰って来ました。
尻を噛まれたとのことでした。
・・・・・・・。
そんなことが子供の頃にあって、犬が恐くて仕方が無いのですが、
どうやったら犬に噛まれないか、方法を探しました。
ある本に、このように書いてありました。
「あなたも怖いかもしれないが、犬だってあなたが怖い。・・・犬は
人間の十数万倍も鼻が聞くので、あなたの情報を犬に伝えれば
犬も安心して噛まなくなる」と。
その本によると、犬の警戒心を解く為には、自分の尻の穴の
ニオイを、かがせれば良いとなっていました。
尻の穴のニオイには、その人のあらゆる情報が入っているそう
です。
(・・・でたらめでしょうか。自分は信じてしまったのですが)
本には、犬の前で、相撲取りが、今まさに立ち会う瞬間の、前傾で
手を前に付いたポーズで、犬に向かって尻から進むように書いて
ありました。
(本当の話です)
尻を突き出してバックして行き、犬の鼻の前に尻の穴を突き
出せば、ニオイをかいだ犬は安心するそうです。
本当か?
しかし・・・これは勇気が必要です。
無防備な尻を噛まれる可能性があります。確かに尻はあまり痛みを
感じない部分ですが、ちょっと下をくぐられて、キ○タマを噛まれたら
悶絶してしまうかも知れません。
キン○マを噛まれたと想像するだけで、股間が【キュッ】と吊り上がり
ます。
犬の恐怖を克服する為とは言え、さすがにキ○タマを危険にさらす
ワケには行きません。結局、試せませんでした。
ゆえに、今でも犬がダメのままなのです。
あなたならできますか?
犬が大事ですか?キン○マが大事ですか?
男なら誰だってキ○タマの方が大事です。
そう言えば、犬の不思議を知る為の実験をしたことが
あります。
前回のブログで、会社のトイレに入ったら、誰かのウ○コのニオイが
こもっていて、ヒドイ目にあった話を書きましたが。
あの目の痛くなる ほどのウ○コのニオイを
人間の十数万倍の嗅覚の犬が、かいだらどうなるかと言う実験です。
(目が痛くなるレベルは、煙クラスのニオイです)
会社の便所に犬を連れて来る訳には行きませんので、友達の絶対
噛まない犬に「握りっ屁」をしてみるという単純な実験です。
本当は、あのニオイをかがせたいのですが、モノが用意できません。
・・・実験は、友達がおもしろがって協力してくれました。
先に友達が「屁が出る」状態になったので、準備ができたと言って、
握り屁をやってくれました。
友達の犬は大型犬なのですが、家の中で飼われています。自分は
噛みつかれたら怖いので、ソファで防御の姿勢をしていました。
結果は意外でした。
鼻の前で握りっ屁をされたにも関わらず「ピクッ」としただけでした。
「なんで?」「WHY?」
人間だったら「うわっ」と叫んで後ろに、のけ反るはずなのに、人間の
十数万倍も嗅覚のある犬が、ナゼ大丈夫なの?
「キャン」と叫んで、七転八倒してもおかしく無いはずです。
(おそらく犬の生態を知っている人には、当然の結果なのでしょうね)
ますます犬が分からなくなりました。
自分は異生物を見る目で、犬を観察したのですが、良く考えるほど、
恐怖が湧いてきます。
こちらに興味が無いようなフリをしていますが、絶対に襲って来ない
補償はありません。
江戸時代に、たとえば町人が居酒屋で酒を飲んでいて、隣で浪人が
酒を飲んでいたら、どう言う気分だったのでしょうか?
浪人の腰には刀があるのです。
いきなり襲われたら、斬られてしまうでは無いですか。
犬が横にいると言うことは、
刀を持った浪人が隣にいる
ことと変わり無いではありませんか。
浪人は理由も無しに町人を斬ると、罪に問われる訳ですから、
まさか急に襲ったりしないでしょうが、
犬は違います。
道理が分からない相手ですから。
「お前は、俺を噛んだら保険所に行かなければならないよ!」
と言っても通じる相手では無いのです。
はあ・・・考えるほどに、やっぱり怖いです。
いつになっても克服できないでしょうねえ。
今夜は、自分が、犬がダメと言う話でした。
本日は、これまで!