たわごと24(摩天楼) | 単車の虎ブログ  さらばモバゲー単車の虎 度々たわごと

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単車の虎ブログ第二章。配信停止のその日まで。新たな気持ちで再開したつもりが、今はただの課金ゲームになり下がり、惰性で続けることに・・・ブログはもはや「たわごと」のみとなっております。

摩天楼(まてんろう)とは、高層ビル。あるいは


高層のビルが集まった風景のことを言います。




高層ビルのことを英語で、Skyscraperと言って、直訳すれば


「空を削る者」となるそうですが、それを日本語に訳した言葉が、


摩天楼だそうです。


「天を摩る楼(てんをさするたかどの)」という意味です。




摩るは、軽くなでることで、楼は、高くて大きな建造物のことを


言うそうです。




・・・・本日たわごとです。


聖夜に掛け合わせた話を書こうと思ったのですが、どうしても


思いつかないので、ちょっと殺風景な話になりそうです。




いつものように勝手な話を書きますので、真実は自分で確かめる


ことをおすすめします。




・・・・・・・。




中国の広東省シンセンで、12/20の昼ごろ大規模な土砂崩れが


発生して、工場や宿舎が土砂で、なぎ倒された様子が、連日、


テレビに出ています。




工事残土が百メートルの高さを超えて積まれていて、降雨と


地下水が地滑りを引き起こしたそうです。




本日、始めて生存者が救出されましたが、あと行方不明が76人


とのことですが、人数が意外に少ないのは、直前に崩壊の兆候が


あったので、多くの人が避難していたと伝えられています。


(ホントかなあ・・・)




かなり以前から危険が指摘されていて、多くの住民から


撤去の陳情がされていたそうですが、地元の役人は全く何も


していなかったそうです。




それと言うのも・・・。




中国は、習近平国家主席が始めた、腐敗撲滅


キャンペーンの最中の為、役人が何か行おうとすると、


政敵や同僚に密告されて、失脚してしまうので、何も


できない状態にあるそうです。




何かをするためにはワイロが必要な社会基軸ができていて、


ワイロ無しには何もできないそうです。


そういうことなので、住民がいくら騒ごうとも、役人は失脚を


恐れて何もできなかった訳です。




腐敗撲滅キャンペーンがもたらした災害と言うわけで、


笑うに笑えぬ皮肉な結果の、お話です。




ワイロを禁止すれば、行政がとどこおるなんて、こんな国は


世界でも少ないことでしょう。




・・・それにしても、倒れた建物のモロサには驚かされます。


鉄筋コンクリート造の建物が、ダンボールのように曲がって


壊れています。


見ると、入っている鉄筋は、申し訳ない程度しか無いようです。




ワイロと業者のピンハネのせいでしょうね。




コンクリート量を減らす為に、床厚を薄くし、鉄筋量を減らし


工期短縮で経費を減らす為に、コンクリートの硬化期間を


待たずに型枠を外したのでしょうね。


(コンクリートに混入されるセメントの比重さえ、ごまかして


差額の費用をフトコロに入れている業者もいるかも知れません。


・・・と、言うより確実にいるでしょうね)




硬化する前に型枠を外すと、コンクリートにひび割れを生じる


ことになり、耐えられるはずの衝撃に耐えられなくなります。


(通常は4週間で設計強度が出るように計算されていて、


安全の為、別に試験体をとっておき、強度試験を行って、強度が


出ているかを確認をしてから型枠を外します)




白鳥麗子お嬢様も真っ青のおそるべし!です。


(  誰か分からない方は検索して見て下さい)




そう言えば、中国の各地で、建物の倒壊が起こっています。


ちょうど30年前くらいに建てられた建物は、高度成長時代の


建物で、ワイロとピンハネが現在よりきつかった時代なので、


最悪らしいです。




【おから工事】と言われる手抜き工事で、寿命はイギリス等の


鉄筋コンクリート建物の1/4の30年とのことです。




中国・ビル倒壊で検索すれば、いくらでもヒットします。もっとも、


つい最近でも、新築のマンションが一年もたずに崩れた例も


あります。




おそろしや!




中国の工期の速さは異常です。ユーチューブには、わずか


15日間で、30階建て(およそ高さ百メートル)のビルを建てる


様子が映されているモノがあります。




日本では、たった15日間では住宅の基礎くらいしかできません。


その間に30階建てのビルが建つなんて、想像もできません。


脅威の速さです。



くい打ちの様子も見れますが、豆腐に鉛筆を押しこむような


感じで、超軟弱な地盤に、次々に杭が打たれます。


(これを見たら、ここを買った人は、杭と言うより、悔いが残ります)


↓ リンク♪




(リンク 30階建てのビルを15日で完成)




2013年の7/22には、中国の湖南省長沙市で、世界一の高さの


超高層ビル【天空城市 スカイシティ】が建てられると発表され


ました。




それまでの世界最高の高さのビルは、アラブのドバイにある


【ブルジュ・ハリファ】で、高さ828メートル。163階建てです。


スカイシティは10メートル高い838メートル。202階建てとの


ことでした。




工期は当初、なんと90日との発表でした。


笑うしかありません。


このクラスの建物ならば、通常は6~7年かかるそうです。


資金潤沢のブルジュ・ハリファでも、5年かかりました。




最終的に工期は300日ということになったのですが、それでも


想像を絶する速さです。


地下部分に120日。地上部分に180日とのことでした。




マグニチュード9 の地震にも耐えられると、


自信たっぷりだそうです。




施工するのは、上のリンクに出てくる、30階建てを15日間で


建てた会社でした。




結局、この世界最高の摩天楼は、


ニュースで報じられてから四日後に、建設の中止命令が


出ました。




中国国内の専門家から、安全性を疑問視する意見が


相次いで出たことを踏まえて、地元当局が建設中止を


命じたそうです。




非常に残念です。


ぜひ建てて欲しかったです。


お金をいただいても、登って見ようとは思いませんがね。




もし、工事が着工されれば、人類の建築史上に残る、


大偉業がなされたかも知れません。




・・中国だけに、工事中止をワイロで何とかできなかった


のかと、思うのは自分だけでは無いはずです。




チャンチャン♪




本日は、これまで!






追記: 杭の話 を上でしたので、ついでですが。


例の、杭データ偽装の事件は、来年も続くと思われます。


立て替えるとか、修繕するとか言っていますが、販売した


会社が大手なので、そういう話になっていますが、本来なら


そこまで手厚い補償のしてもらえないレベルの問題かも


知れません。




建築には一定の許容範囲というものがあります。建物の


傾きに対しての、許容範囲もあります。


あの、傾いているというマンションですが、おそらくビー玉を


置いても転がらないでしょう。




平成12年の建設省告示の、建物の傾きの許容範囲は、


高さ1メートルにつき3ミリまで許される。となっています。


国土交通省になってからの告示では、高さ1メートルに付き


1ミリとなっています。




あのマンションは11階建てでした。ということは、階高を


3メートル(実際はもっとあるはず)とすると、高さは33


メートルあるので、許容範囲は33ミリです。


倒れているのは、20ミリということなので、基準的には


許される範囲です。




大手の販売会社でなかったら、もし、裁判になったとしても、


周りの地盤のデータとか、ちゃんと打たれている杭のデータ


などの計算から、震度7に耐えられることが証明されれば、


販売価格の減額はあるかもしれませんが、不問となる可能性


もあるかもしれません。




大手!さすがです。と言いたいですが、次々に出てくる偽装


データの件で、検証して行く過程で、他にも沈下の物件が


出てくれば、いつまでも手厚い補償をすると言っていられる


とは思えません。




販売会社がどこまで頑張れるのか?そこも興味の一つです。




はあ。長くなってしまいました。すみません。


おわります。