気づかいのプロの話

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自分で分かっている。

気づかいのプロだ。

LINEでやりとりをしていても、

(あーこの時間に送っては迷惑だろうな。明日の朝にしよう)

(あ、今起きたとこでいきなりLINEきても、朝の出勤前の忙しい時に迷惑だろうな、夕方にしよう)

(さて夕方だけど、仕事終わったばかりで疲れてるのにLINEの返事面倒だろうなあ)

と無限ループに陥ってしまい、結局2,3日後に電話をかけたりする。

電波の弱いところで連絡とるときも、

(こういう電波弱いところでやっても変な風にならないだろうか。送ったはいいけどこちらが圏外になったら相手が即レスしてきたら心配かけるだろうなあ)、とスマホを片手で頭上に掲げ、人間アンテナみたいに直立不動で右手を上げて固まってしまう。昔のPメール送信時ポーズだ。(伝われ)

 

 

また、人と話していても、

(あーこの人あんまりおもしろくない顔してるかもー。よっしゃここはいっちょアホな事やって笑わしてやろう)

って思い、自分の失敗談を面白おかしく話す。

たいてい盛って話すので、目論見としては、

 

「何言ってんの!(笑)んな事あるわけないでしょーははは」

 

だったのだが、

 

「お、おぅ…」

 

で終わる。

そういう真正のバカかこいつ的な感じだ。

このあいだはそのせいで、

 

「あー子供の頃、ゴミ捨て場にあった古い少年ジャンプを毎週こっそり持ち帰って、大人なシーンだけをハサミで切り抜き、自分だけのオリジナルエロ本を作り上げたという、デ○ゴスティーニもビックリな伝説の○○さんですよね?」

 

と言われた。

ただの変態だ。

 

ハロウィンフェアの話

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日本人はフェア好きだ。

本屋さんでは毎年村上春樹フェアをやるし、

ホームセンターでは暖房器具を集めてあったかフェア

(たいてい「あったか♪フェア」というように、なぜか♪マークつけたりする)

をやっている。フジテレビではミュージックフェアだ。

 

今日、スーパーでハロウィンフェアをやっていた。

 

「ああ、もうすぐ10月かー」

 

と近くに寄ってみたら、これである。

洗剤と三角コーナーのネット。

ちなみに隣にはオレンジのラップ。どう考えても食品がまずそうに保存される。おそるべしハロウィン。

 

お葬式と半分…の話

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お葬式があった。

いや正確には通夜だ。

近所の町内のひとのだから直接はよく知らない人だった。

最近は家族葬で、とはよく聞いたけど、10人くらいの親族、そして20人くらいの町内の人といった感じだった。

 

焼香が終わると坊さんのありがたいお話があった。

『個人は生前よくわたくしどものところへ…』

とか話し始めた。どうやら信心深かったらしく、お寺にはよく通っていたらしい。

 

喪主の言葉が始まった。

 

『母は…高齢ということもあり…。日中ほとんど茶の間におり…』

 

どうやら高齢らしい。香典返しに挟まっているカードに95歳と書いてあった。

 

『母さん…、大好きな朝ドラ、途中で観られなくなっちゃって残念だったね…』

 

なんだか涙を誘われそうになった。

 

 

棺の顔のところが開くようになっていて、最後の顔をみんなで順番に見ていった。

 

親族の孫娘なのか、30歳くらいの女の人が、棺の前に立って、

 

『ばあちゃんさ、顔の色…

「半分、白い。」だね、こりゃ』

 

途端にみんなで吹き出してゲラゲラと、一瞬で楽しいお通夜になってしまった。

 

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