時間があるときにTEDのアプリを使うことが多い。最近はめっきり何かを読んで情報を得るよりか、見たり聴いたりする方が好きである。テレビっ子だったのでそっちの方が性に合っている。「ながら」で聴けるので、あまり集中せずに気楽でいられる。
 
久しぶりにAmy Cuddyという人のボディーラングエッジに関するTalkを聴いた。これまでに3800万回再生されていてTED Talkの中でも上位に入る人気コンテンツである。
 
「Fake it until you become it」とは彼女のプレゼンのメインポイントである強く・たくましく感じるパワーポーズを2分間行うことにより、より意欲的になるホルモンが出て、仕事の面接などを効果的にこなすことが出来るという趣旨のパンチラインである。Fake it until you make itと言うことがあるが、それをされに大きく超える表現である。要は、自分の性格とは違う行動であっても、必要なときに自分を鼓舞するために、リアルにポジティブ人間になってしまうくらいのレベルでパワーポーズやりましょう、ということである。
 
僕もあがり症であり、人前に立って発表するのは苦手なタイプである。一番大きな舞台として、社内の会議で200人くらいを前にプレゼンを一度やったこと(英語で)があるが、かなり緊張したもんだ。足も震えるし、もちろん声も震える。練習すればするほど緊張して、逆効果のように感じた。手のひらに人という字を3回書くのも効かない感じだし、観衆を野菜に見立てることもハードルが高い。この2分間のパワーポージングは簡単に出来るはずだし、実用的で導入出来る。
 
そこでAmy Cuddyという人物のことをもっと知ろうと思って調べたところ、何だがよくわからないオチがあった。ご本人は確かにハーバードビジネススクールで教えているホンマモンである。ただ、この2分間のパワーポージングを検証した研究グループが複数あり、どれもAmy Cuddyが唱えている効果は立証されなかったということであるそうな。少し日本のオボちゃん事案の匂いがした。そりゃそうだよなぁ。。そんな上手い話しはないよな。。
 
で、結局次の機会(面接、商談、プレゼンなど)で事前準備としてパワーポージングをやるべきかどうか。To be, or not to be, that is the question.  シェイクスピアではないが、やった方が良いのか、やっても意味がないのか、本当のところを知りたい。だって、トイレで2分間ヘンなポーズして意味ない何てバカらしいから。

でもやってみよう。失うものはない。実践された方は結果を教えて下さい。
 
パワーポーズイメージ↓