先日母に、ある相談をした。
私たち母子は、ある程度の距離があった方が良い関係を保てるとお互い分かっているので、普段はほとんど交流ないのだけれど、本当に困った時には母に相談をする。
根本の部分で、私は彼女をとっても信頼しているので。
その時に
「あなたはよくやっている」
そう言ってもらったひとことが、嬉しくてねえ。
この歳になると、そうそう親に褒められることって、ないじゃない?
なんだかすっかり吹っ切れた気持ちになった。
我ながら「いくつよ」ってツッコンだけど、いくつになっても、母から認めてもらえるのは正直嬉しい。
例えまわりに何を言われようと大丈夫!って思えるくらい、無双状態になったねww
奇遇にも、この間逢った友人も、同じようなこと言ってたなあ。
彼女もわたしと同じアラフィフだけど、親に褒められてこの歳でも嬉しかったって。
そうなのだ。
私たちは、いくつになっても、親に認められたい。
褒められたい。
「よくやってるね」と称えられたら、子どもの頃のように誇らしい気持ちになる。
もうさ、これは、子どもとして生まれた宿命のようなもんだよね。
「マザコン」とか「親子問題が解消出来ていない」とか「自己肯定感が低い」とか、そんなんじゃなくて、私たち子どもはいつだって親から褒められたい。
そしてその承認がまたエネルギーになって、次の頑張りや挑戦や成長につながる。
でも、自分が親の立場になると、言葉にして子どもを褒めたり認めたりするのが苦手、っていう人もいるよね。
頭ではもっと褒めてあげた方が良いと分かっているし、その気持ちもある。
でも、いざ行動に移そうと思うと、なぜか出来ない・・・。
これは少なからず、自分の子ども時代の傷がうずいているんだと思う。
その自分の子ども時代のことを、我が子に投影してしまうので
「私だって言ってもらったことないのに、あなただけズルい!」
そんな風に感じてしまったりするんだよね。
いいの。それでもいい。
それだけ子ども時代に寂しい想いをしたんだもの。
そんな風に思う自分を、責めたり、無理して感情を消そうとしなくて良いよ。
でもね。自分が本当は言ってもらいたかった言葉を、子どもに言ってあげることは
自分の傷を広げることではなくて
我が子と同時に、子ども時代の自分までも、一緒に癒やすことに繋がる。
そんな風に捉えてみては、どうだろう?
親にどんな言葉を言ってもらったら子どもは嬉しいのか。
自信になるのか。
きっとあなたは、誰より知っているはず。
それを、注いであげれば良い。
我が子を通し、自分の中にいる小さな自分にまで、その傷をそっと塞ぐように注いであげよう。
褒めると子どもがつけあがるのでは?とか、甘やかしてしまうのでは?と思う人もいるようだけれど、自分のことを考えてみて。
親から褒めてもらったら、つけ上がった?
このくらいでもう頑張らなくていいやって、努力するのを諦めた?
違うよね。もっともっと喜んでもらいたくて、もっともっと笑顔になってもらいたくて、また頑張ろうと思ったよね。
言葉ひとつ、だけれど
希望や自信を届けることも出来れば
絶望やずっと残る傷を与えることも出来る。
どうせなら、希望を届ける人になろう

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