まずは、1コ前の記事から。
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当時私が通っていた学校は、私立の女子高。
普通に生活していたら、男子とは知り合わない環境でした。
でもちょうど、高校1年生くらいから、異性に対する興味が芽生え始め・・・
(それまでは、部活の先輩とかクラスメイト(!)が好きだったんです!←もちろん同性
今じゃすっかり肉食女子ですが、これマジホントな過去)
でも、当時の私は、ぜんっぜんモテなかった。
当の本人は、拒食で痩せた自分を、顔が小さくなり目も大きくなって可愛くなった
と思い込んでいたのですが、
異性から見て魅力があるどころか
ギョッと二度見するような体型だったんだもの、
そりゃそうだよね・・・。
その事実に、徐々に気付き始め・・・
それまで、骨の形が分かるほどいびつで、血管の浮きでまくった「自慢の足」を
スカートで見せびらかしていたのを止めて、
まるで隠すかのように、ジーンズを履き始めた頃でした。
好きになったのは、郵便局の職員のHさん。
たしか23歳くらいだったので、私より7、8歳上だったと思う。
今思えば、よくこんな小娘と遊んでくれたなあ。ロリコンか?と思うのですが(毒)
8人くらいのグループで、ボウリング行ったり、まあよく連れ出してくれました。
私も舞い上がって、手作りのお菓子を持って行ったり、
友達同士でキャキャー盛り上がったり・・・
・・・あの頃は若かったなー。笑
まあ結論から言うと、その後調子に乗ってコクって
まんまとフラれたわけですが
(っていうか私より1コ上の彼女がいた!しかも前年の郵便局のバイトで見つけたコ。
やっぱりロリコンじゃん~)
この経験から学んだことが、2つあった。
ひとつは、
「学校以外にも、自分の居場所ってあるんだ」
ということ。
それまで、学校と家庭(&ときどき病院)が、自分の属する社会の全てで
そこだけが自分の世界かのように思っていたけど
そこで息苦しい思いをしていても、それ以外に自分が認めてもらえる場所って
見つけられるんだと初めて知った。
それから、
「食べ物意外にも、楽しいことってあるんだ」
ということ。
それまでの私は、食べることが興味の全て、
頭の中の殆どを占めていた。
けれどもそこに、食べ物よりも、頭を四六時中支配する、Hさんが現れたんだ。
摂食の子にとって、人と食事が出来ないというのは、切実な悩みだと思う。
私も、バイトしている間は、休み時間など適当にお茶を濁していたけど、
皆でどこかに出かけ、食事をする場合には躊躇がなかった。
食事の心配よりも、Hさんと一緒にいたい気持ちの方が強かったから。
こんな風に、恋が転機になることって、意外にある。
心が上向きになってきたから、恋が出来たのか
恋をしたから、心が上向きになったのか
どっちが卵が鶏かな話だけれど、
強いていえば、どちらも当たっていて
そのタイミングが合ったということなんだろう。
ただ、ここで「恋の効能」を知ってしまったがゆえに、
その後、自分の寂しさ、虚しさを埋める手段として、てっとり早く男を使い、
結局はその穴を埋めることが出来ず、
相手をとっかえひっかえしては、迷走するという事態が、
30を過ぎてもなお、しばらく続くのだけれど
それはまあ、また別の機会に。
とにかく私は、「食以外にも、満たされる世界があるのだ」
ということを、知ったのでした。
※ 目次作りました! 前回までの記事はこちらでチェック! |
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