フジファブリック | けーの暇つぶしブログ

けーの暇つぶしブログ

私「けー」が特に何をするでもなく、
暇だなー、と感じながらなんか書いていきます。
コメントは解禁しますが、誹謗中傷は消します。
私は粘着する価値もない人なので、やるだけ無駄ですよ。

フジファブリック - 徒然モノクローム[2012]

 つり球 TV-OP

 

これがフジファブリックにとって

初めてのアニメソングであり、

以降も何曲もアニメソングを担当しており、

アニメファンにも通りのいいバンドです。

 

遊び心あふれるアレンジが魅力的で

歌詞にもメロディにも非常に上手さを感じ、

面白い作品を次々と送り出しています。

僕が好きなバンドの一組ですね。

 

ここからフジファブリックを知った人

[特にアニメファンには多そうです]の中には

[フジファブリックは昔からのこのメンバー]

だと思っている。

むしろ

[昔のバンドメンバー]についてなど

考えたことすらないかも知れません。

彼らが注目を浴び始めた時期

今とは全く別物と言ってもいいくらいです。

この動画をご覧ください。

 

 

若者のすべて[2007]

[フジファブリック]に名バンドの名誉を与える理由となる

名曲中の名曲です。

さまざまな歌手がカバーしていることが証明しています。

フジファブリックを語る上で、欠かすことができません。

 

 

Bank Bandによるカバーです。

 

[徒然モノクローム]と[若者のすべて]では

決定的な違いがあります。それは

[ヴォーカルが違う][そもそもかつてのヴォーカルがいない]

ことです。

 

この2曲が出る間に何があったのか。

[作詞曲を行っていたヴォーカルが死んだ]ことです。

2009年末に中心メンバーだった志村正彦が

29歳にして急逝。

ロックファンを中心に音楽業界が揺れました。

フジファブリックの曲の殆どを作っていたと言ってもいい

志村正彦の死は

[フジファブリックの存在自体の危機]を呼びました。

どうあがいても、全くの別物になってしまうからです。

[フジファブリック]を名乗れる資格があるかどうか、

なんていう、究極の問いが出てしまうのです。

 

 

 

 

 

 

おそらく、ほとんどのバンドが直面することのない

究極の危機に残されたメンバーは立ち向かいました。

志村正彦の死から徒然モノクロームの発売までに

[フジファブリックはこれからも突き進んでいくぜ]と言わんばかりの

アルバムを連続で2タイトル発表。

2009年以前とは全くフジファブリックにファンたちは

[それでも、フジファブリックについていく]意思を示しました。

2作続けて、最高順位を更新したのです。

そう。ファンは[フジファブリックの魅力は変わらない]

結論づけたのです。

これがどれほど残されたメンバーを勇気づけたでしょうか。

バンドが変わってしまったことは

自分たちが一番良くわかっていたはずです。

ファンの反応が怖かったのも間違いないでしょう。

この成績が、フジファブリックの存続を

決定したと言って良いでしょう。

 

 

この流れからの[徒然モノクローム]なのです。

シングルとしては、現メンバーでは初めての発表です。

それがアニメソングだったことも

僕としては非常に感慨深いですね。

 

 

志村正彦存命中よりも

現在の体制になってからのほうが長くなりました。

今の姿が[フジファブリックである]が

当たり前になりました。

そのことを踏まえた上で、

2000年代のフジファブリックの作品にも

耳を傾けてほしいです。

違う部分、同じ部分。

それぞれの魅力を知ってもらうことは

僕としてもとても嬉しいことです。